わたうれ260

自主制作CM、参加者募集中!!

・もっと露出を増やしたい役者さん
・発表の場が欲しいクリエイターさん
・特技はないけど楽しそうなので参加してみたいという人
等々。

門戸はつねに広く開放しています。

こちらまでお気軽にお問い合せください。


横浜市オフィシャルウォーター『はまっ子どうし The Water 超使命感ボトル』発売中!!

超使命感ボトル


『消防女子‼』とコラボした限定ボトルです。

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非リア充イケメン三人組、ローカル線を行く!

『俺たちトレインスポッター』
小学館『きらら』で連載中
『WEBきらら』で第一回が読めます。

こちらからどうぞ。


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エンマ様シリーズ第4弾!!
『サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻』(宝島社文庫)好評発売中‼


サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)/宝島社

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廃園寸前の動物園を救え!! 素人園長の奮闘劇
『市立ノアの方舟』(祥伝社)好評発売中‼



市立ノアの方舟/祥伝社

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去年はスワローズが優勝して本当に楽しかったなあ……(遠い目)。
こんにちは。
今年の体たらくを目の当たりにし、夏を前にしてすっかり終戦ムードになりつつある30年来のスワローズファンです。

なんだこの投壊現象はっ!!!!
バーネット、帰ってきてくれー!!!!!

という悲痛な心の叫び以上に、

売れてくれー!!!!!!

と声を大にして叫びたい。
野球大好きな僕が野球を題材に書いた小説『ジャッジメント』の文庫が発売になりました。
ジャッジメント (祥伝社文庫)/祥伝社

¥778
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前回お知らせしたとおり、解説は先輩作家の中山七里さんにお願いしています。
僕のパーソナリティーと作品の内容を開示しつつ、一つの読み物として単純におもしろい。
そしてどんでん返しの帝王らしく綺麗に落としてくる、さすがな解説です。
中山さんありがとうございました。

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)/祥伝社

¥724
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↓こちらは『ジャッジメント』のCMです。監督脚本編集音楽、僕! 代打、俺! 店頭で放映してくださる書店さん募集中!


単行本時にスルーしていたという読者さまも、この機会にぜひどうぞ。
野球を題材にとはいっても、法廷ものとミックスされたイレギュラーなつくりになっていますので、野球がよくわからないという方も楽しめると思います。

それはそうと4コマに描いたので、今日は見本誌の話でもしましょうか。
本を出すときには、見本誌といって出来上がった本を何冊かいただけるんです。
だいたい5~10冊ぐらいかな、版元によって違うけど。

これを誰にあげるかという問題に、僕は毎回頭を悩ませるのであります。

家族とか友人?

各社の担当編集者?

作家仲間?

ま、作家さんによっていろいろでしょうね。
僕はデビュー当初、執筆依頼をくださったほかの版元の担当編集者に送ってました。
依頼が来てもすぐに取り掛かることができない場合がほとんどなので、最初のうちは自分のことなんて忘れられてしまうんじゃないかとすごく不安になります。
なのでなんとなくつながりを確認するというか、あの依頼、生きてますかね? ちゃんと頑張ってますから待っててくださいね的な、ご機嫌うかがい的な意味合いも込めて献本してたわけです。
でもね、しばらくやってみてわかるんだけど、いくら頑張っても、駄目な人とは駄目なんですよね。
お礼のメールとかいっさい来なくて、そうなると逆にこちらから連絡するのもなんだなーという感じになり、結局疎遠になるのです。
礼を尽くすのは大事なことだけど、一方通行になると卑屈な気持ちになってしまうので、つながらないものを無理につなぐのはやめようと思うようになりました。
縁というのはつなごうとしなければ意外と簡単に切れてしまうものだけど、どうやっても切れてしまう縁というのも、やっぱりあるんだよなあ。

ま、忘れられたら忘れられたでしょうがないか。
そのうち後悔するのは向こうだしぃー(にやり)。

ぐらいに、最近は開き直っています。
逆に律儀すぎる担当さんには、本を送りつけることで、せっかく送ってもらったから読まなきゃ的なプレッシャーを与えてしまうかもしれないしね。

あとCMを実写で撮影していたときには、参加してくれたスタッフや役者さんに見本誌をあげてました。
これは至極まっとうというか、すんなり腑に落ちる献本先ですね。
協力してくれてありがとうございました。
これがあなたがCMに参加してくれた本です的な。

ただ最近数作はイラストメインのCMで、ほぼすべてを自分でこなしていたりするので、献本するようなスタッフがいません。
CM用の曲をレコーディングしてはいますが、バンドメンバーは普段本なんて読まないような連中だから、もらってもたいして嬉しくはないだろうし。
それでもあげればいいのかもしれないけど、せめて読んで欲しいですからね。
できれば感想とかも聞きたいし。

なら家族とか親しい友達にあげればいいじゃんということになるんでしょうが、もしもあなたの友人が小説家をしていて、あなたが心からその友人を応援しようと思っているとして、その友人に「こんど出る新刊あげるよ」と言われたら、どう答えますか?

僕ならこう答えます。

「いいよ。ちゃんと本屋さんで買うよ!」

ね。難しいでしょう?

かといってうちには同じ本を何冊も置いておけるスペースなどないのです。
というか、モノがあふれているのが耐えられない性分なので、一刻も早く見本誌を処分したいのです。
もともと部屋を散らかしがちだった僕が比較的片づけられる人になったのは、がんがんモノを捨てるようになったからで、だからモノがあってはいけない! みたいな強迫観念があるのです。

というわけで最近は、日ごろからお世話になっている書店員さんに献本するようになりました。
いつもありがとうございますという感謝を伝えられるし、基本的に本が大好きな人たちだから、少なくとも迷惑がられることはないだろうと。
もちろん前述したように、見本誌には数に限りがあります。
すでにゲラを読んでもらっている書店員さんにあらためて見本を送るべきかとか、単行本のときに読んでくださっているであろう書店員さんに文庫の見本をどうするかとか、割り振りが難しくはあるのだけど。
あれ、いつも応援してるのに、一度も佐藤青南から献本なんてされたことないけど??
という書店員さん、もしいたらごめんなさい。

とにかくそういう感じで、見本誌が届いたら即日梱包・発送作業に移り、翌日にはうちから見本誌は綺麗さっぱりなくなります。
担当さんと電話しているときにすでに一冊も手元にないっていったら、「バカ! なにやってるんですか! 重版時の誤植の修正とかどうするんですか!」と怒られましたけど。
自分の手もとに置いておくやつは、発売日以降にちゃんと本屋さんで買うんですよ。

と、新刊の場合はこんな感じ。
だけど重版のときがまた難しいんだ。
重版になったときも初版のときほどでないにしろ、数冊ずつ見本誌がいただけるんです。
たとえばエンマ様シリーズの『ブラック・コール』だけ重版になった場合とか、四作出ているシリーズの二作目だけを誰かにあげるというのも、なんか気持ちよくないじゃないですか。
タイミング的にも下手したら刊行から何年か経っていたりするし。

うーんやっぱり難しい“見本誌誰にあげるか問題”。
同業者のみなさんはどうしてるのかな。

さ と う 0103006