わたうれ258

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いやあ、早いものでもう6月ですよ。
一年はあっという間です。
まあ、年間三冊刊行の目標をすでに達成してしまった僕は、余裕かましてブログなど更新しますがね(ドヤ)。
というわけでこんにちは。
年の後半を遊んで過ごす気満々のキリギリス系小説家です。

これまでかなりの数の人とお会いしてきたので完全には難しくなってしまいましたが、僕は人の顔と名前をできるだけ覚えるように努力しています。
久しぶりに会った人に、名前を覚えてもらっていたら嬉しくないですか?
久しぶりの書店さんを訪ねるときにも、レジに行く前にまずは店内をぐるっと歩き回って以前対応してくださった書店員さんの姿を探し、「お久しぶりです、○○さん。以前お世話になった小説家の佐藤セイナンです」と話しかけるのです。
「小説家の~」と名乗るのは、数年前に一度会ったきりとかの書店員さんだと、だいたい僕の顔は忘れられているからです。
「ああ」という反応を見れば、忘れられていたのかどうかわかります。
この計算ずくなところが、担当さんに「そこらの版元営業より営業マンらしい」といわしめる所以です。

某書店を二年ぶりぐらいに訪ねたときの話です。
そのお店には二度目の訪問でした。
一度目のときは事前に電話でアポを取ってお邪魔したのですが、二度目は予定が見えなかったので、もし一度目にお邪魔したときに窓口になってくださった店長Kさんがいらっしゃったら、軽く挨拶だけして帰ろうぐらいの気持ちでぶらっと立ち寄ったのです。

店内を見て回っていると、棚を整理している店長Kさんを発見。
僕はすかさず歩み寄りました。
「お久しぶりです、Kさん。以前お世話になった――」
「ああ、はいはい。こちらへどうぞ」
僕の顔を見るなり得心した様子の店長さん、店の奥のほうを手で示すと、さっさと歩き出しました。
そのまま第二レジ的なカウンターの中に入っていきます。
はて、サイン本でも作らせてくれるのだろうか?
などと呑気なことを考えながら後をついていった僕にKさんが差し出したのは、僕とは縁もゆかりもない版元の注文書でした。
「え……?」
「は……?」
「ええと……」
「はあ……」
「すみません。僕、小説家の佐藤セイナンです」
「しょ……?」
「第9回このミステリーがすごい大賞優秀賞を受賞してデビューして、以前こちらのお店にもお邪魔した……」
「…………………ああ!」

「そこらの版元営業より営業マンらしい」といわれる作家が、リアルに版元営業と勘違いされたというお話でした。

あのときは、ここまで見事に忘れられるものなのかと、ちょっとへこみました。
そのお店に最初にお邪魔したとき、Kさんから聞かされたのが、たまたまそのお店で買い物していた某ベストセラー作家さんにアルバイト店員さんが気づき、声をかけてサイン本を作ってもらったという話だったんだよなあ……。
かたや版元営業と間違われる僕……。
というわけで、綺麗に今回の4コマに繋がったわけさ!

さ と う 0103006