４コママンガ『実録素人ドキュメント　私を売れっ子作家にしてください!!』　第175話

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この前ね、YouTubeでちらっと『マネーの虎』を観たのです。
懐かしいなー、このとき自分はなにしてたっけなーとしばし感傷的な気分に浸ったわけですが。
若い人は知らないかもだから簡単に説明すると、事業を起ち上げたい人が何人かの社長の前でプレゼンして、希望する出資額を引き出せるか？
というそうとう下世話な内容のバラエティー番組です。
社長たちはアタッシュケースから現ナマの束を取り出して、それを机の上に並べた状態で出資志願者の話を聞くという、いま考えると下衆にもほどがある演出がなされていたんですが、放送当時はけっこう話題になっていた記憶があります。
たしか深夜帯で始まって、ゴールデンに昇格したんじゃなかったっけ。
ま、それはいいとして。
その番組に出ていた当時の『なんでんかんでん』社長の川原氏が、今の僕とほぼ同じ年だったことに軽い衝撃を覚えました。

今年も残り二か月を切ったということで、そのときの心境を流行語で表現させてください。

じぇじぇじぇ！！

というわけでこんにちは。
ノーマネーで人生フィニッシュはしたくない菁南です。
あまちゃんは一度も観たことがありません。

さて４コマにもある通り、本日は『このミステリーがすごい！』大賞作家書き下ろしブック、略してこのミスＢＯＯＫの発売日です。

『このミステリーがすごい!』大賞作家書き下ろしBOOK vol.3 (『このミステリーがすご.../宝島社

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悩んで悩んで悩んで、あまりにもなにも浮かばないものだから結局なりゆき任せの勢いで書くという、いつもの流れになったエンマ様シリーズの最新話『イヤよイヤよも隙のうち』が掲載されています。
例によって売れっ子作家さんの中で僕一人だけ「誰こいつ？」状態なのが光栄だったり恐縮だったりですが、海堂さんや岡崎さん目当ての読者を一人でも奪えたらいいなあと思います。
逆に奪われたりしてね。

宣伝はそこそこに、まだまだ続く『灰と話す男』ＣＭ制作レポです。

灰と話す男消防女子!! 高柳蘭の奮闘/宝島社

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照明を持ってるのは小学校からの幼馴染みの江崎です。
今回初参加だけど、幼馴染みだけにいろいろと頼みやすくて助かりました。
ってか、頭のあたりがすっかり寂しくなったもんなやあ。

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今回、技術的には最大のチャレンジとなったのが、グリーンバックを使用してのクロマキー合成でしょう。
専用布は高いから東急ハンズで切り売りしてある布を購入しました。
あらかじめ自宅でテストはしていたんですが、実際に自宅で編集作業をするまではびくびくでした。
もしも背景が綺麗に抜けなかったら、せっかく撮影した映像が使い物になりませんからね。

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ガムテープで壁に貼りつけまして、

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できる限り皺ができないように伸ばします。

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クロマキーではいかに人物の影を消し、背景色を均一にできるかがカギになります。
なので壁に向けて左右から照明をあてて撮影対象の影を飛ばし、さらに撮影対象用の照明が一台という、かなり手の込んだライティングになります。
写真はテスト撮影の模様。

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撮影時には夢中だったので気づかなかったけど、左右の照明をそれぞれ先輩作家さん二人に担当させるという恐れ多い事態に。
「中山さん、もっと壁のほうに光をあてて！」とか、「伽古屋さん、影ができてる！」とか普通に指示しちゃってたもんなあ。

七色の毒 (単行本)/角川書店

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↑こちらが中山さんの著作。

幻影館へようこそ推理バトル・ロワイアル (宝島社文庫『このミス』大賞シリーズ)/宝島社

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↑そしてこちらが伽古屋さんの。もう発売になってますよー。

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グリーンバック撮影一号は春原くん。
顔汚し完了です。

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こんな感じで一人ずつ撮ってます。
ＣＭの冒頭で中川さんと春原くんが並んでいるように見えるのは、合成の賜物です。
防火帽は一つしか買ってなかったしね。

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お次は中川さん。
なんか梶原さんがお母さんみたいにかいがいしいです。
実際の素顔も、いかにも下町っ子という感じのさっぱりとした雰囲気の女の子です。
ほんとは帰国子女らしいけど。
中川さんはすっかり梶原香乃ファンになったらしく、後日会ってご飯を食べたときにも「あの子はいい！」と力説してました。

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出番が終わり、メイクを落とす春原くん。

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長時間の撮影で、さすがに皆さんお疲れの様子。
お疲れというより、お腹が減ったのかな。
伽古屋さんから指摘されて気づいたけど、これまでの撮影で一度も昼食の時間を取れたためしがありません。
この日も朝9時から撮影終了の18時ごろまで食事なしでした。
だいたいが時間との戦いになるから食事よりも撮影を優先してしまうのだけど、次回からはどうやって食事を確保するかも考えようと思います。
みなさん本当にごめんなさい。

午後3時、用事があるという春原くんがハケ。
入れ代わりにバイト終わりの橋本くんが入り。

クロマキー撮影をいったん中断して、橋本くんの“泣き”を撮ります。