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<告知>

10月27日(日)
ブックマークナゴヤのイベントの一環として、
中山七里さんとトークセッション&サイン会を行います。
場所はイオン千種ショッピングセンター1Fセントラルコート。
参加無料!
本を買わずにひやかすだけでもOKです!
みなさんぜひぜひ遊びに来てください!!!!!(切実)
詳細はこちら
お問い合わせはザ・リブレット千種店まで。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--リベンジ!リブレット千種店

↑前回ピンボケだったのを、安藤くんが撮り直してくれました。ザ・リブレット千種店!!


実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--リブレット千種店展開!!

↑売り場はこのようになっています。写真ではテレビに『ジャッジメント』のCMが流れていますが、そのほか僕と中山七里さんのメッセージ映像と、『灰と話す男』、『さよならドビュッシー』劇場版の映像が繰り返し流れてますよ。


                                                                   

台風来てるみたいだけど、

名古屋行けんの?

みたいな怪しい雲行きになってますね。
“嵐を呼ぶ男”はおそらく僕じゃなくて中山さんでしょうけど、“絶妙に間の悪い男”はたぶん僕です。
さて、どちらの責任でしょう??

週末イベントできますように、と祈りつつ、皆さまのお越しをお待ちし過ぎているせいで胃に穴が開きそうな虚弱体質の菁南です。
こんにちは。

さて、前回の予告通り、今回からは『灰と話す男』のCM制作レポートでお茶を濁していこうと思います。



灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘/宝島社

¥1,575
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『ジャッジメント』では写真撮影も全部僕がやっていたせいで、なかなか写真を撮る余裕がなかったんですが。



ジャッジメント/祥伝社

¥1,680
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今回は伽古屋さんにも写真撮影をお願いしたところ、勝手にパシャパシャやってくれたので、写真がたくさんありますよ。
レポートを楽しみにしてくれている人がいるのか知らないけど、写真たくさんで楽しいレポートになるでしょう。

幻影館へようこそ 推理バトル・ロワイアル (宝島社文庫)/宝島社

¥720
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↑伽古屋さんいつもありがとうございますの思いをこめて、宣伝です。読むべし!!

撮影は9月末の日曜日、東京スカイツリーにほど近い、押上のレンタルスペースで行いました。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM1


スカイツリーだよおっかさん!!
毎度まいど撮影場所を探すのもなかなか骨の折れる作業であります。
最初は『消防女子!!』の一作目のCMで使用した池袋の公共施設を使おうかと思ったんですが、システムが変わって豊島区在住じゃないと利用できなくなっていたりね。
今度の場所は軒先.comという仲介サイトで見つけました。
朝9時から夕方7時までたっぷり使えて、4,800円という破格の安さが決め手です。
なにせ自腹ですからね。
イメージに合う云々より、とにかく安い場所を押さえて、なんとかイメージに合うようにこちらがすり寄る!!
という方針です。

ただこの場所を借りるにあたっても、すったもんだがありましてね。
前もってレンタルスペースの鍵が郵送されることになっていたんですが、前日の夕方になっても鍵が届かない!!
さすがにこれはまずいだろうと思い、軒先.comの会社の電話番号を調べて、問い合わせの電話をかけようとしたんですが、週末はお休みらしく、繋がらない!!
平日におかけ直しください的な案内が無情に流れるのみなのです。

うわーやばいなーこれ。
鍵は事前に郵送されるということになっていたけど、実は当日行ってみたら鍵が開いてるとかなのかなー。
などと無理やり前向きな展望を抱いてはみたものの、それはあまりに危険な賭けです。
総勢十人もの参加者を集めておいて、いざ行ってみたら鍵が閉まっていて入れない、というのでは、目もあてられません。

うーん……どうしよ。

そのとき、ふと閃いたのです。
グーグルストリートビューで場所を確認したとき、二階にあるレンタルスペースの一階に、会社が入っていたのを。

もしかしたら、あそこが大家かもしれない!!

というわけでふたたびストリートビューを開き、その会社の屋号を確認。
検索して電話番号を調べ、かけてみたのです。

だがやはり土曜日とあって人がいないらしく、繋がりません。

万事休す!!!

ああっ……さすがに当日行ってみたら閉まっていた、はまずいから、これから押上に出かけてレンタルスペースの鍵が開いていないかを確認し、もし開いていなかったら、どこか別の場所を探そう。

とはいえすでに午後8時。
どこか別の場所を手配するにも、かなり難しい。
というか絶望的です。
参加者全員にはすでに集合場所と時間を伝えてあるし……。

そもそももっと前の時点でおかしいなと気づいて問い合わせろよって感じですが、僕は妙なところで楽観的なのです。
上京したてのころ、渋谷の電話ボックスにPHSを置き忘れてしまい(PHSからかけると通話料が知らない間に高くなりそうなので、PHSはあくまで電話帳代わりにして、いちいち電話ボックスからテレホンカードで電話していたという時代を感じる話)、警察に問い合わせたところ、週末は遺失物の照会ができないとか言われた僕は、じゃあ月曜日まで待つかと悠長なことを考えたのでした。
きっと誰かが警察に届けたに違いないと、世間知らずにもほどがある楽観を抱いていたのです。
すると当時遠距離恋愛していた彼女から、住み込んでいた新聞販売店の固定電話に電話がかかってきて「あなたに電話したら外国人が出た!」と言われて蒼ざめたことがありました。
三つ子の魂百までとはいいますが、いまだに僕にはそういう抜けたところがあるのです。

とにかく一縷の望みを抱いて、押上に出かけようとしていたそのときです。
携帯電話に見知らぬ番号からの着信。
出てみると、「○○ですが」と怪訝そうな女性の声。
○○とは、レンタルスペースの一階に入っていた会社の名前です。

どういうわけか着信履歴に気づいた会社の方が、僕に折り返してきたのでした。

「あのー、つかぬことをうかがいますが、そちらの二階のレンタルスペースと、そちらの会社は、関係あるんでしょうか?」

おそるおそる尋ねると、「ありますよ。大家です」という返事。

話をしてみると、どうやらそこは家族経営の会社で、レンタルスペースの管理は息子さんが行っているとのこと。
予約が入った場合には軒先.comからメールが入り、その都度予約者に鍵を郵送しているのだが、今回は予約のメールなど届いていないというのです。

「ちょっと確認してみます」と電話を切られ、待つこと5分。

ふたたび電話がかかってきました。
「すみません。調べてみたら、予約のメールは届いていました。見落としていたみたいです。完全にうちの落ち度なので、明朝ご利用になる時間に、息子に届けさせますよ」
起死回生とはこのことですよ。

ストリートビューのくだり、まるで小説みたいじゃないですか?
このミス大賞の二次落ち応募作ぐらいにありそうなネタです。

ともあれそんなこんなで無事、撮影場所を確保できたのですが、なかなか嵐を予感させるスタートになりました。

そして撮影当日。
近所に住んでいる幼馴染みの江崎に家まで来てもらい、荷物持ちを手伝ってもらいながら東横線で渋谷。
渋谷から半蔵門線で押上へ。

半蔵門線に乗っていると、偶然にも中山さんが同じ車両に乗って来ました。

七色の毒 (単行本)/角川書店

¥1,470
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そして押上駅前で伽古屋さん、文教堂三軒茶屋店の中川さん、ヘアメイクの岩田と合流。
バイクの春原くんとチャリンコの梶原さんは現地合流です。

「あれー、鍵をここまで届けてくれるっていってたのになぁ」

と、建物の前をうろついていると、一階の会社から息子さん登場。
鍵を開け、荷物を二階に運び込んだところで撮影……ではなく、中山七里サイン会スタートでございます!!

こらー!!!

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM2


でも梶原さん(蘭役の女の子)があまりに嬉しそうで、なんも言えねー。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM3


ああ、春原くんまで……。
自由が丘で一緒にやきとりという名の豚肉食べた仲なのに……。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM4


売れてなお宣伝に貪欲。
ハンコまで持参する抜け目のなさ。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM5


そんな中で、早くもじたばたし始めているのは僕です。
“タオル伽古屋さん”も恒例なら“テンパり菁南”もまた恒例です。
どしっと構える懐の深さが欲しい……。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--灰と話す男CM6


しかしそれは無理な話。
僕「ええと、ええと、まずはあれやってこれやって、あわわ、あわわ……」
岩田「どの人からメイクします?」
僕「ちょ、待てよっ!!」
とキムタクのように答えて一人あたふたとしながら、懸命に落ち着こうと正座をする僕なのでした。

続く。

そういえばWEB連載に移行して以来すっかり告知を忘れがちですが、コミック版『消防女子!!』すでに第9話です。
こちらからどうぞ!
超クライマックス!!!!
小野瀬がかっこよすぎて泣けます。

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