先週末、高校の同級生でそうめん屋の隈部がスーパーでそうめんの実演試食販売をするために上京するというので、成城のサミットに出かけてきました。
僕の住んでいる自由が丘近辺から成城というのは、直線距離だと近いのに、電車だとすごい遠回りで時間がかかるんですよ。
乗り換えがめんどくさいのでいっそタクシーで行っちゃおう！ と大井町線で二子玉川まで出て、そこからタクシーに乗りました。
“二子玉川からタクシーで成城へ”
どんなセレブだよとシチュエーションに酔いしれ、移動の車内で一人にやにやしてしまいました。
そんな僕は８月に取り壊しの決まったアパート暮らし。
こんにちは、絶賛お部屋探し中の菁南でございます。
いっそ都心を離れて郊外に一戸建てを借りようか考えていると宝島社の担当Ｋさんに話していたら、話の途中から「バカ！」と力強く叱責されてしまいました。
けっこう本気なんだけどなあ。
それはそうと、予定が重なるときは重なるものでございまして。
隈部が上京してきた週末、妹も東京に遊びに来ていました。
東京の友達の家に宿泊し、ディズニーランドやらに遊びに行っていたらしいのです。
というわけでサミットで数時間過ごした後は、下北沢で妹と合流し、そのまま荷物持ちで羽田空港まで送っていったのであります。
年頭の帰省に利用して以来だったのですが、ちょっと行かない間に羽田ってまたマイナーチェンジしましたよね？
気のせいかな。
出発ロビーが吹き抜けみたいになっていて、中二階みたいなところにオープンテラスの飲食店街みたいなのができてんの。
あれ半年前にはなかった気がするけど。
とにかく、せっかくだから、そこでご飯を食べようということになったわけです。
「なに食べたい？」
「なんでもいいよ」
「じゃあここはどうな」
「そこは駄目」
「ここは？」
「そこも無理。スパイス的なものが苦手と」
「ぜんぜんなんでもよくねーじゃんか」
しゃれおつな味は妹の舌に合わないらしく、結局到着ロビーまで下りて、カフェでなんの変哲もないパスタを食べました。
そしてその帰り道。
Book 1st大井町店にぶらっと立ち寄ってみた僕は、信じられない光景を目にしたのであります。
ななななな……なんじゃあこりゃあ！！
え、わからないですか？
よーくよーく目を凝らして見てください。
わかりました？
そうです！！
『消防女子!!』、６位！！！
このランキングには『タレーラン』も『首長竜』も『屋上ミサイル』も入っていません。
つまりそれらの本より、『消防女子!!』のほうが売れているということなのです。
感動です。
姉さん、事件です！
と鼓膜の奥で若かりし高嶋政伸が語りかけます。
消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生 (宝島社文庫)/宝島社
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ちょっとここんとこ仕事が自分のキャパシティーを越えつつあってゲリラ書店訪問をサボりがちだったんですけど、このときばかりは思わず店員さんに声をかけてしまいました。
店長さんと文芸担当者さんが不在だったので、日をあらためてお邪魔させていただき、サイン本を作らせていただきました。
担当者さんが『消防女子!!』を売ろうと思って、たくさん注文してくれたらしいです。
いやありがたい話じゃないですかあ。
有名な作家さんとか、世間一般のベストセラーとか、もっと簡単に売れる本はあるだろうに、あえて僕なんかの本を押してくださるなんて、感謝の言葉もありません。
Book 1st大井町店さん、ありがとうございます！！
って感謝の言葉、ありましたね。
てへへ。
また遊びに行きます！！
よーし、頑張るぞーーー！！
という、モチベーションが上がったってお話。
ただ問題は、やる気ばっかり溢れてアイデアが出てこないのが、いちばん悶々として気持ち悪いということなんだよな。
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