先日福岡在住の妹から電話がかかってきまして、
「『サイレント・ヴォイス』が映画化するって本当？ あたし聞いてないよー」
とか言うわけです。
そんな事実は僕も聞いていないので、ありのままを伝えますと、
「友達からおめでとうってメールが来たと。本屋さんで帯に映画化って書いてあったって。写メも送ってきたよ」
などとまくしたてるので、じゃあその写メを転送してくれと頼んで電話を切りました。
その後送られてきた写真がこちら。
あーなるほど。
『このミス』大賞文庫フェアで、『サイレント・ヴォイス』ではなく、「“このミス大賞作品が”続々映画化されてるよ」という内容の帯だったわけです。
いわばスポーツ新聞の一面によくある“熱愛発覚？”的な見出しの“？”がすごく小さいのと同種の紛らわしさであり、けっして嘘を書いているわけではないのですが、「友達のお兄ちゃんの本、置いてるかなぁ？」という感じで本屋さんを覗いてしまった妹の友達が誤解してしまうのも、また無理からぬことやなあと思った次第であります。
しかし僕はこんなフェアを実施していることは知らなかったのですが、僕の本をフェアに加えてくださったことと、なんとしてでも本を売ろうとする宝島社の営業さんたちの意気込みと涙ぐましい努力に感動し、胸を打たれたのです。
営業さんたち、ありがとうございます！！
そして『サイレント・ヴォイス』、有楽町三省堂での販売部数ついに500冊突破！！
らしいです。
いつも有楽町三省堂さんにはお世話になっていて、ここだけではベストセラー作家みたいな数字を叩き出しているのですが、それでも想像以上の売れ行きです。
どうもありがとうございます。
というわけで、妹の友達には「映画化は決定していないけれどいずれそうなるように努力します。妹をよろしく！」と伝えたい菁南です。
さて、本日発行の東京消防庁の機関誌『東京消防』の「火の見櫓」というリレーコラムに“頑張れ消防女子!!”という文章を寄稿いたしました。
機関誌というのは民間会社でいう社内報みたいなものだと思うので、一般の方が読む機会はなかなかないとは思うのですが、たしか国会図書館とかでは読めたはずです。
「そんなとこまで行くわけねーだろっ！！」という方がほとんどかと思いますが、もしもなにかの用事で国会図書館に行ったとか、あるいは身内に東京消防庁、警視庁などに勤務されている方がいる、などという方がいらっしゃったら読んでみてください。
機関誌と申しましても東京消防庁といいますと、消防組織としてはもちろん日本最大の規模を誇りますので、そこらのマニアックな専門雑誌より部数が多かったりします。
そういう意味でたくさんの人に興味を持っていただく機会をいただけたというのがありがたいのはもちろんですが、なにより『消防女子!!』を読んだ消防士さんが僕にオファーをくれたという事実が、本当に喜ばしいことだと思います。
『消防女子!!』はフィクションですので、物語をおもしろくするために実際の現場ではありえない飛躍をした部分もあるのですが、それでも現職の方が読んだときに共感できるリアリティーを保っていたいなあと考えながら書きました。
だからコラムのご依頼をいただけたことで、お墨付きをいただけたような気持ちになったのです。
僕はジョギング途中に環八沿いにある田園調布消防署を覗き込んでは、中にいる消防士さんと目が合って慌てて目を逸らして走り去ったりと、完全に挙動不審者のような行動をよくしてるのですが、あそこに勤務している消防士さんも僕の文章を読むのかもしれないと思うと、なんか不思議な感じがするし、妙に感慨深いです。
というわけで、東京消防庁以外にも、全国自治体消防からの執筆依頼を受付中！！
でございます。
お問い合わせはこちら。
と、若干調子に乗りつつ、よろしくお願いします。
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