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こんにちは、先日妙~ぉに切干大根の煮物が食べたくなりまして、スーパーで乾燥の切干大根を買ってきたんですよ。
でね、前に切干大根の煮物を作ったときにはちょっとだけ水で戻して使ってから、残りは流しの下の棚に保管したままその存在を忘れてしまっていて、思い出したように中を整理しているときに発見して捨てたという切干大根なのに苦い経験をしたことがありまして。
切干大根をせっせと作っている製造者の方に非常に申し訳ないことをしたなという思いが、僕の胸に暗い澱となってこびりついているわけです。
僕はB型らしくムラッ気満々な性格なので、気分が乗っているときにはかなり手間がかかる料理も作るけど、そうでないときには乾燥切干大根を水で戻す手間さえめんどくさくなってしまうんですね。
だからもういっきに一袋全部使っちゃおうとか考えたわけです。
ほんでもって水で戻してみたら切干大根が膨らむ膨らむ!!
そりゃもうえれー量の煮物ができてしまいましてね。

実録素人ドキュメント 私を作家にして下さい -佐藤菁南ブログ--切干大根っ!!

↑これ、小鉢じゃなくてどんぶりですから!!

さっすがに作りすぎてしまったなーと思ったんですけど、同時に発見もあったのです。

大量の切干大根の煮物は、ラーメン二郎インスパイア系のがっつり系ラーメン、もしくは吉祥寺ぶぶかのまぜそばにビジュアルが似てる!!

とにかく切干大根の煮物といえば、コンビニの幕の内弁当でいえば端っこにちょっとだけ申し訳程度に乗っかってる印象でしょう?
世界地図でいえば旧ソ連から独立を果たしたなんとかビアみたいな国みたいな感じの存在感じゃないですか、普通は。
自分で作っておきながらそのビジュアルにドン引きしてしまったのです。

おまえ、どんだけ切干大根三昧な生活を送らせるつもりなん!?

ってあくまで作ったのは自分なんですけどね。
菁南です。

この前、久しぶりに会った友達と話してたら、どういう流れか『消防女子!!』の中吊り広告を出そう!!みたいな話になりましてね。
僕もいろいろとプロモーションを考えるのは好きだけど、さすがに中吊りは高いだろう……となったんですが。
調べてみたら中吊りじゃなくてドア上ポスターなら意外と安いことが判明したんです。
安いっつってもウン十万円なんですけど、中吊りが二、三日単位の契約なのにたいして、ドア上ポスターは一か月単位の契約だったりして、それでも中吊りより安いんです。

あ、これならリアルにやれるかも。

と思って各沿線の広告費とか、一日の利用客数、そのうち一車両の中でドア上広告に目を留めるであろう割合と、さらにその中での読書人口の割合、そして実際に購入に至るであろう人数なんかの試算を数日間かけて出しまして。

うん、やってみっかな。

と、広告代理店に電話をかけたんです。

でもポスター印刷代の見積もりが目ん玉飛び出るほど高くってさー。
某沿線の各車両に一枚ずつ掲示で計150枚という条件だったんですけど、僕は印刷代はせいぜい5万くらいだろうと踏んでいたんですね。
そしたらその三倍くらいかかるんでやんの。
たった150枚でそんなかかるわけないやろーと食い下がったんですが、あれは厚紙に特殊な加工を施したやつだからだって。

うーん、5万でも多めに見積もってたつもりなんだけどなぁ。
ちょっと二の足踏んじゃいます。

よく電車の中吊りとかドアシールとかで本の広告とか出てるけど、あれってはたしてペイしてるんだろうかと考えちゃいましたよ。
だって僕が申し込もうとしたのは私鉄某沿線の一路線のみ、しかも安価なドア上ポスターだけど、これを山手線からなにからの主要沿線の中吊りでやろうとしたら一千万はくだらない計算になるんですからね。

という感じで日々そんなことをやって遊んでます。
もうちょっと売れ行きが見込める状態になったら再チャレンジしよう!!

……あ、でも売れ行きが見込めるんだったらやる必要ないんか。

ただ現段階でやるのはあまりにも大きなギャンブルなんだよなぁ。

まーそれはともかく『消防女子!!』アウトテイク集二回目をどうぞ!!

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「やあ、カタリーナ。元気かい」
「イポリト! どうして電話くれなかったの?」
「すまない。機械室がトラブル続きでさ、忙しかったんだ」
「なに言ってるの。あなたが乗っているのは、最新の豪華客船じゃない。私に電話できないほどトラブルが続くなんて、ありえないわ」
「おいおい、カタリーナ。おれの言うことが信じられないってのかい」
「信じられないわ。信じられなくなった。マルセラとかいう女の存在を、知ってから」
「そのことは、前にも説明しただろう。マルセラはただの友達さ」
「じゃあ、ジェニファーのことは、どう説明するの」
「ああ、カタリーナ。悲しいな……」
「なにが悲しいのよ」
「いや……おれは毎晩きみと出会えたことを神に感謝しながら眠るのに、きみがおれのことを疑い続けているからさ。航海の無事を祈ってもくれないのかい」
「そんなことは……ないわよ」
「おれは遠く離れていても、きみのことを思うだけで幸せな気持ちになれる。きみは、そうじゃないのかい」
「もう……口だけは上手いんだから」
「口だけじゃない。機関士としての腕も一流なんだぜ」
「まだ二等機関士のくせに、よく言うわよ」
「ははは、とにかく信じてくれよ。この船、外から見たらそりゃ豪華なものだけど、人目につかない機械室なんかはひどいものさ。あれはほとんど、素人の仕事だな。おかげで機関士は大忙しさ」
「そんなにひどいの……」
「ああ、給料倍にしてもらわなきゃ割に合わないね。ここまで無事に航行できているのは、奇跡みたいなもんさ。いや……奇跡じゃないな。腕利きの機関士が乗船しているおかげだ」
「大丈夫なの? 船が沈んだりしないかしら」
「大丈夫だよ。きみが祈ってさえ、いてくれればね」
「イポリトったら……。ところで今は、どこにいるの」
「ホノルルだよ。この後、横浜に寄港してから、上海に帰る」
「早く会いたいわ」
「おれも早く会いたいよ。おっと……また機械室でトラブルらしい。行かなきゃ」
「頑張ってね、イポリト。愛しているわ。航海の無事を、祈ってる」
「愛してるよ、カタリーナ。横浜に着いたら、また電話するから。じゃあね」

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これは第四稿の段階で削除したパーツです。
たぶん本編読んでないと意味わかんないっすよねー。
だからまだ本買ってない人は買ったほうがいいっすよ?(にやり)





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