先日池袋で友人と会った帰り、道端でなにやら騒いでいる子供たちがおりました。
小学校三年生ぐらいの子供たちが5、6人ほど。
どうやら道々で缶を蹴飛ばして遊んでいるようです。
あーそういう遊び、僕も子供のころにやったなあなどと思いながら、僕と友人たちはその脇を通過しました。
すると後ろから子供たちが蹴った缶らしきものが、僕の靴の側面に命中。
こう見えても一回り離れた妹がいるせいで子供の扱いに慣れている僕は、
「なーにすんだよー!!」
と笑いながら振り返ったのです。
まーまー東京には遊べる場所も少ないだろうし、元気があるのはいいことだと寛大な気持ちで。
ところがそうやってふたたび正面を向いて歩き始めた刹那、僕は言葉を失うことになります。
僕の靴に、およそ三万円近くもしたお気に入りのよそ行きの革靴の左足の側面に、大きな染みが広がっていたのです。
アスファルトの上に転がっているのはボトル缶の缶コーヒー。
なんと子供たちは中身が入った状態のボトル缶を蹴飛ばして、僕の足に命中したときに中身が破裂、革靴にコーヒーの染みが広がることになったしまったのでした。
一度笑ってしまった手前ブチ切れることも出来ず、ただハンカチを取り出して靴を拭うことしかできない僕なのでした。
あんのク・ソ・ガ・キめがぁああぁぁああっ!!
どうもこんにちは、子供大好き菁南です。
どうでもいいけどその日、友人宅に向かう途中で池袋のジュンク堂に立ち寄ってみたのです。
すると入ってすぐの話題の新刊コーナーに僕の本が平積みに!!
わーこれは嬉しい!
どうせその友人は僕の本を購入してくれていないだろうと、プレゼントに一冊購入していきました。
「いやー、そこのジュンク堂で入ってすぐのところに平積みされててさぁ」
「えっ、そりゃすごいじゃん!」
てな感じで。
ところが帰りに「そういえば拓未さんの新刊出てたから買っておこ」とふたたび立ち寄ってみたら、一階のコーナーから僕の本が撤去されていました。
これって切ないですね。
三階の文芸書コーナーにはまだ平積みでしたけど。
拓未さんの新刊と並んで陳列されていました。
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それはそうと、前回の4コマでご紹介したように、僕のバイトしているコンビニで僕の本を置いてもらっていました。
50冊も入荷していただいて、そんなに売れるのかなーとありがたい反面不安でもあったのですが(なに売れ残ったら自分の手で返本処理する可能性すらありましたので)、なんと二週間あまりで完売しました!!
ほとんど押し売りのごとくセールストークを繰り広げてくれた同僚の皆さま、そしてお買い上げいただいた皆さま、どうもありがとうございます。
入荷した50冊はオーナーさんが取次に交渉して無理言って確保してもらったものなので、残念ながら次回入荷の予定はありません。
自分の周囲でこんだけ売れているのを見ていると、まるでベストセラーのような錯覚を起こしてしまいそうですが、実際のところどんだけ売れているんでしょう。
知りたいような知りたくないような……。
まー次回作も出版させていただける状況なのだし、あまり気にしないようにします。
さて、今日は第10回このミス大賞の応募〆切日です。
たぶんここを覗いてくれている人の中にも応募したという人がいるんじゃないでしょうか。
僕は過去5年間このミス大賞に応募し続けたのですが、うだうだとして取り掛かりが遅いせいで、いつも〆切当日に応募していました。
残り一週間で応募規定まであと200枚……
とか、普通に考えてもう無理だろって状況でも、無理したらなんとか間に合っちゃうものなんですよね。
そうやってろくに推敲もせずに応募するせいで5年も掛かってしまったのかもしれませんけど。
でも受賞した『羽根と鎖』(←『ある少女にまつわる殺人の告白』の元タイトル)だけは、初めて〆切10日前に書きあがった作品なのです。
たった10日でも、原稿を見直す時間があるのは大きかったのかな。
それでも出版前の直しではかなり手を入れたので、投稿時代の原稿はそこそこ書き込んだプロットに過ぎなかったと反省しましたけど。
〆切を逃してしまうと、次の結果が出るまで一年待たなきゃいけないもんだから納得いかなくても焦って出しちゃうんですよね。
昨年は印刷した原稿や必要書類をまとめた封筒を手に、郵便局の24時間窓口に走ったのが〆切当日の午後8時くらいだったと記憶しています。
とにかく応募した皆さま、お疲れ様でした。
来年の授賞式でお会いしましょう!!
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