エピソード②暗黒期から復活した10代半ば | 鏡一つで人生が変わる“鏡学”メソッド 鎌田 聖菜のブログ

鏡一つで人生が変わる“鏡学”メソッド 鎌田 聖菜のブログ

もし、毎日鏡を見るだけで理想の容姿になり、
素晴らしいパートナーと暮らし、
やり甲斐のある仕事を見つけることができたら、
あなたは鏡を見ずにいられますか?

 

こんにちは!

 

セイナです。

 

 

「鏡学」や私の自己紹介にあたり、

ここでは10代の頃の体験談をお話しています。

 

 

 

 

前回の「エピソード①私の暗黒時代10代前半」に続き・・・

 

今回は復活劇のお話をしていきましょう。

 

 

イジメられた傷を抱えたまま、
地元の知り合いがいない女子高に入った私は、
期待と不安で胸が張り裂けそうでした。
 
1年生の頃は、
まだイジメのトラウマが頭から離れず、
人の顔色を伺っては嫌われはしないかと常に緊張し、
私に向ける人の表情を常に気にかけて、
ビクビクしていました。
 
 
 

少しでも友達がこちらを見て
クスッと笑えば、
陰口を言われてるのではと、
そのことが一日頭から離れなくなり、
鼓動が早くなり、
手に汗をかき、
まるで空っぽの人形のように
当たり障りのない曖昧な事しか話せなくなりました。
 
 

今思うと、
表向きの「いい子ちゃん聖菜」の仮面をかぶって生活していたように思います。
 
 

既に
人を信じられなくなっていた
私の内側では、
もともと持っていた強い部分が消え去り、
 
人の視線や言葉、態度に怯えながら
鏡の中の自分に嘘をつく事しか出来なくなっていたいのです。
 
 
 

そんな中、
高校2年生になった私は、
このクラスの仲間に助けられる事になりました。
 
 

この時に出逢った仲間は、
今まで私が出会ったどんな子たちより明るくて、
人のマイナス部分をネタに陰口を言うのではなく、
そのマイナス部分を「個性」として認めてくれる子たちでした。
 
 

いつもはじける笑い声、嫌味のない気遣い・・・
 

女子特有のグループという概念もなく、
分け隔てなくクラスの大半がみんな仲良しで、とても平和でした。
 
 

学生時代で初めて、学校に行くのが楽しいと思えたのもこの時が初めてでした。
 
 

そんな中、私の対人恐怖を完全に払拭してくれた出来事がありました。
 
image

ある朝、学校に着くと、みんなが教室の前で
コソコソ話をしながら、私を待っていました。
 
 

みんなで私が来たのを確認すると、
顔を見合わせてコソコソ話・・・
 
 
私は一瞬、凍り付きました。
 

中学校時代の恐怖心が私を襲い、その場に立ちすくんだのです。
 

「私、何かした?」
 

その言葉だけが頭を巡ります。
 
 

そして、その中の数人は教室に駆け込み、
残りの数人が、私に執拗に話しかけ、
教室の中に入れてくれません。
 
 


「聖菜、おはよー!」
「いい天気だね?」
「聖菜、英語の宿題やった?」
 
 

どうでもいい会話に白々しさを覚え、更に不安が増してきます。
 

「いま、机の中にゴミを入れられてたらどうしよう・・・」
「教科書に落書きされてる!?」
 
 

まさかとは思いましたが、
いじめられていた頃の記憶で頭がいっぱいになります。
 
 

そして、教室の中にいた何人かの合図で
私は中に促され、息をのみました。
 
 

教室に入り、一番最初に目に付くもの。
 

教室正面の黒板に大きな字で、

「セイナ、ハッピーバースデー!!」

と書かれていました。
 


その周りには、絵の得意な友人が書いた
キャラクターや星やハートが散らばっています。
 
 

そうか!今日、私の誕生日だった。
 
 

「これ書いてたから、教室に入れてくれなかったんだ」
 
 
 
(現在でも仲良しの私を救ってくれた友人たち♡)



自分の机に向かうと、さらにびっくり。
 

私の机と椅子だけクリスマスツリーのようにキレイに装飾されています。


「驚かせたくて朝、早めに集まってみんなで飾ったの♪」


嬉しさと皆を一瞬でも疑った事への罪悪感で、
涙を浮かべながらお礼を言いました。
 
 


「みんなと出逢って本当に良かった」

 
「もう人を信じても大丈夫かも。」


そう、心から思えたのです。
 
 
学生生活で一番幸せな誕生日でした。
 
 

もちろん、
その一瞬で過去のトラウマが
全て消え去る訳ではありませんが、
この対人恐怖症は少しずつ払拭できると確信しました。
 
 

人は誰しも、何かを「学ぶ」ために「経験」します。
 
 

私の場合は
人の精神的な「痛み」を知るために
「イジメ」という経験をし、
その痛みを解消出来る「癒し」も体験しました。
 
 
image

私たちの人生は全て陰と陽のバランスで構成されています。

「悲しみ」があるから「喜び」があり

「影」があるから「光」があるのです。
 
 

どちらか一つしか存在しなければ、
私たちはそれぞれの価値を認識する事はできません。
 

物事には全て理由があると私は信じています。
 

あの辛かった「イジメ」の経験こそが、
私が心理学を学ぼうと思い立ったきっかであり、
メンタル美容の最初の一歩だったと今では思えるのです。

 
 

この後のエピソードは、
なぜ私が上京し、
今「鏡学コンサルタント」として活動しているのか・・・
 
 
 
それはまた次回の記事でお話に入って参りましょう。
 
 

まだまだ波瀾万丈は続きますが・・・。笑
 


今回も長くなってしまいました。
お付き合い、ありがとうございました♡




鏡学コンサルタント
鎌田 聖菜