自分の正義を強引に押し通そうとすると
人は凶暴になる。
利益を得て喜んでいる人がいる一方で、
その反対側では、苦しくて困っている人が
いる。世の中はそうやって相対的に出来ている。
自分の持っている力を駆使して困っている人を
助けようとしてもそこには必ず限界があり
それによって関係のない他の人を不幸に
陥れることにもなりかねない。
自分に言い聞かせる。私は私の正義を
信じて行動してるだけ。
何やら今実際に戦争を起こしてる張本人の
ような心境だ。
そして一度始めてしまったものは、辞める事が
とても難しいということ。この世がリセット
されてくれればいいのに…そんなことすら
考えてしまう。
…
発売当初からこの漫画を読んでいた。
東日本の震災が起こって原発の放射能が
漏れ出し立ち入り禁止区域ができ、
東京も決して安全ではないと関西に移住する
人も出てきて、何が正しい情報なのか、何が
そうでないのか、日本国民がそのパニックを
経験していた、その状況を経て読み始めた
この漫画は心にグサリと刺さりまくった。
政府は情報を隠蔽している?上級階級の
人間だけ安全に逃げようとしている?
この政策の意図はいったいどこにある?
何もかもが疑心暗鬼。
この漫画では、東京上空に巨大な飛行物体が
浮かぶ緊張状態の中、その下で普通に暮らす
女子高生たちを主人公に、その日常を
面白おかしく描いた作品だ。
…と思ってた。
漫画と違って、アニメは色もつくし
動きもあるし、声も入るから、
だいぶイメージが変わるから全然別物、
って感じだけど、後章も楽しみだ。