長編アニメ作品を作るには3年は必要。
その間に自分が病気になったり、あるいは
死んでしまったり、そんなことが頭をよぎる。
周りの多くのひとのことをきちんと考えて
行動しなければならない。
それでも自分が今やりたいこと、
一度は引退を表明していたけど。
先を見越して、立ち上がることの勇気。
実際には立ち上げから7年かかった
らしいけど。
パンフレットの監督のメモに書かれていた
内容だ。
自分が今までに行なってきたこと、
その集大成として刻みたい、届けたい。
そんな想いが作品から伺える。
話の内容は、ぶっちゃけよくわからなかった
けど、誰かに何かを残したい、受け継いで
いきたい、っていう想いの強い作品。
ポスタービジュアルだけの発表で
あとは全く宣伝らしきものはなし。
異例の公開に臨む。
確かに、今は事前の告知でほぼ中身が
わかってしまうような、逆にハズレを
ひきたくないがためにあらゆる情報を
取り入れて、敢えてある程度わかった上で
観るひとも少なくないようだけど。
何を言わんとしてるのかよくわからない、
そんな抽象的なストーリーやキャラクターに
自分を重ね合わせることの幸せ。
ネタバレ厳禁的なこの作品なので、敢えて
内容には触れないでおこう。