XM-6BE10+midiori(複合ボード)
MIDI音源の「SC-55」をお手頃価格で手に入れて、X68000エミュレータで鳴らしたりしていたのですが、
やっぱり実機に繋げて鳴らしたくて色々MIDIボードを探していても、最近はレトロゲームの価格高騰の流れを受けて、
X68000関連の拡張ボードも値上がり傾向で、中々手が出せずに悶々としていた所、
BOOTHの「えくしみえむの在庫処分場」さんで「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」なるものが頒布されているのを知り、
今回、何とか手に入れる事が出来たのでご紹介したいと思います。
こちらは「えくしみえむ」さんが頒布していたX68000用の10MBメモリ増設ボード「XM-6BE10」に、
オープンソースのX68000用MIDIボード「midiori」(OUTのみ)を合体させた複合型の拡張ボードになります。
これ1枚で10MBメモリ増設+MIDIボード(OUTのみ)の2種類の機能を持ち合わせていますので、
拡張スロットが2スロットしかないタワー型のX68000にとってかなり有り難い拡張ボードです。
特に私が使っている「X68000 ACE」は周辺機器の接続はSCSIが実装される前のSASI接続なので、
SCSI接続用の拡張ボードを使いたい場合はそれで1スロット使う事になり、
通常はもう1スロットにメモリ増設かMIDIボードかどちらかしか選べませんが、
この複合ボードとSCSI接続用の拡張ボードがあれば、
2スロットでSCSI接続+10MBメモリ増設+MIDIボード(OUTのみ)が可能となります。
「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」の箱の中身はボード本体と、
MIDIボード用のminiDIN×DINのMIDIケーブルが付属しますが説明書の類は入っていない様ですね。
(「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」を取り付けた際の拡張スロット用の蓋もありません)
では早速、X68000に取り付けて行きたいと思います。
(X68000の電源はACアダプタ化してあります)
本体背面の拡張スロット1の蓋を外し「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」をしっかり差し込みます。
続いて付属のMIDIケーブルのminiDIN側を「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」に繋ぎます。
MIDIケーブルの反対側はMIDI音源の「IN」側に繋いで、
後はMIDI音源にオーディオケーブルやアダプターを繋ぎます。
折角メモリも増設されたので「MEMORY」も12288KB(12MB)に設定して増やして置きました。
テストには手持ちの中から「SC-55」に対応しているゲームで、
「出たな!! TwinBee」を選んでみました。
無事、問題なく繋がって実機からMIDI音源の「SC-55」を鳴らす事が出来ました!
(特にMIDIボード用やMIDI音源用のドライバは用意しませんでしたが大丈夫でした)
「XM-6BE10+midiori(複合ボード)」の取り付け作業の様子や、
「SC-55」で鳴る「出たな!! TwinBee」の様子も動画に纏めましたので良かったらご覧下さいね。