中古で購入したMSX2パソコンの「Panasonic FS-A1F」ですが、

購入当初より音がかなり小さかったのが気になるので修理して見る事に。

 

 

こちらのミツミ製「EMC-NX0039」のハイブリッドIC(HIC)は、

音声出力アンプの機能もあるそうなので今回はここのコンデンサを交換して見ます。

 

ここに使われているコンデンサは液漏れし易く、

故障やトラブルの原因になる事も多いらしいのでどちらにせよ早めに交換した方が良いみたいです。

 

ちなみに、大きい方のコンデンサに「100uF 6.3V」、

小さい方のコンデンサ二つに「10uF 16V」を使っているのですが、

手持ちに「100uF 6.3V」が無いので、代わりに「100uF 16V」の物に交換して行きます。

 

 

表面実装タイプのコンデンサなので裏からハンダ吸い取り線でハンダを取る事が出来ないので、

ペンチでつかんで小刻みに揺らし、金属疲労でコンデンサの足を折って外す事にしました。

 

パターンを剥がさないように慎重に作業します。

 

 

コンデンサが無事に外せましたがやっぱり液漏れしているようですね。

 

この後ジッポーオイルを含ませた綿棒で液漏れを綺麗に拭いてから、

ハンダごてとハンダ吸い取り線でハンダと残ったコンデンサの足を取り除いていきます。

(液漏れしたままの状態でハンダごてを当てると悪臭が酷いので綺麗にしてからの方が良さそうです)

 

 

新しいコンデンサをハンダで付けて行きます。

 

コンデンサをマスキングテープで仮止めしてやるとハンダもしやすいと思います。

 

 

無事に交換できました。

 

大きいコンデンサに「100uF 16V」、

小さいコンデンサ二つに「10uF 16V」をそれぞれ交換しています。

 

無事に修理できたかどうかは動画の方をご覧下さい!