Jアラートが鳴った日、国会で「安倍やめろ」 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
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 北朝鮮がミサイルを発射してJアラートが鳴り響いた29日、ちょうどこの同じ日に国会内で「安倍やめろ!!8.29緊急市民集会」(主催・森友告発プロジェクト)が開かれました。

 

 もともと加計学園問題を追及することを目的とした集会だったようですが、当然、北朝鮮のミサイルに触れないわけにはいきません。彼らは北朝鮮の脅威をどう受け止めたのでしょうか。産経が次のように報じています。

 

 

 ……続いてスピーチした弁護士の伊藤真氏は、北朝鮮による29日の弾道ミサイル発射に言及した。

 

 「今朝もJアラート(全国瞬時警報システム)が鳴った。Jアラート、なんかカッコつけた名前つけてますが、あれは『空襲警報』ですよ。現代版の空襲警報ですよ。まさか、私たちが生きているときに、そんな空襲警報が鳴る、そんなものにたたき起こされる。思ってもいなかった」

 

 Jアラートが「カッコつけた名前」かどうかはともかく、ひとまず発言の趣旨はよく理解できる。

 

 しかし、続く言葉で伊藤氏は-。

 

 「この国を戦争する国にしてはならない。そのためには何としても安倍政権をつぶさなければなりません」

 

 安倍政権をつぶせば「空襲警報が鳴る」ような事態が回避できる、という論法には少々飛躍があるように思えるが、会場は万雷の拍手である。参加した「市民」の皆さんは、伊藤氏の解説が胸にストンと落ちたらしい。この後にマイクを握った落語家の古今亭菊千代さんも「安倍さんは『圧力』『圧力』っておっしゃっていますけど、圧力をかけるからああいうことになるのではないのか」と訴え、聴衆の喝采を浴びた。

 

 

 Jアラートという「空襲警報」が鳴るのは安倍政権が悪い、安倍さんが圧力をかけるから北朝鮮がミサイルを撃つ――って、彼らは悪いのは北朝鮮ではなく安倍政権だと本気で思っているんでしょうね。

 

 ちょっと興味深かったので、書きとめました。

 

 ちなみに、この集会で「連帯の挨拶」をした知識人は、伊藤氏、菊千代氏の他に、香山リカ(精神科医)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、林郁(作家)、植草一秀(オールジャパン平和と共生運営委員)、鈴木邦男(一水会元代表)、浅野健一(同志社大教授)といった人たちがいたようです。