両陛下が今春ベトナムをご訪問になるという報道は昨年からありましたが、今月20日、正式に閣議決定されたようです。
東京ご出発は2月28日で、約一週間のご予定。
昨年崩御されたプミポン国王弔問のため、タイにも立ち寄られるとのことです。
一昨年のパラオ、昨年のフィリピン、今年のベトナムと、80歳を越えられても毎年のように海外をご訪問になっています。
「外国ご訪問」は、憲法に定められた国事行為ではありませんから、いわゆる象徴の地位に伴う公的行為という位置づけになります。
私個人としては、もうそこまでなさらなくても……という気持ちもありますが、まさに「全身全霊をもって象徴の務めを果たし」ておられるのでしょう。
今回のご訪問の経緯について、菅官房長官は「わが国とベトナムは友好関係を着実に進展させ発展させてきており、ベトナムからは歴代国家主席がわが国を公式訪問している。これに対して、両陛下のベトナムご訪問はこれまで実現しておらず、ベトナム政府から累次にわたって両陛下に対し、ご訪問の招待が寄せられてきた」と説明しています。