両陛下、熊本の被災地をお見舞い | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 両陛下は昨日、熊本地震で大きな被害を受けた益城町と南阿蘇村を日帰りでご訪問されました。


 熊本空港に到着された両陛下は、自衛隊のヘリで南阿蘇村に入られ、約200人が避難する南阿蘇中学校で、ひとりひとりにお声をかけられました。その時の様子を、以下、産経新聞の記事から紹介します。


 裏手の崖が崩落し、家屋が半分埋まった藤原三男さん(69)に、陛下は「避難生活は慣れましたか」と声をかけ、孫で小学4年の杏太郎君(9)のことも「体は大丈夫でしたか」と気遣われた。


 夫が歯科医院を経営する丸野里佳さん(47)が「診療ができなくなりましたが、日常を取り戻せるよう頑張ります」と訴えると、陛下は「頑張ってください」と励まされた。また、主婦の市原すみ子さん(60)が「家がつぶれて家族がばらばらになってしまい、寂しいです」と涙ぐんで伝えると、皇后さまは「お寂しいでしょうね」と優しくいたわられた。


 続いて、ヘリで益城中央小学校にご移動に。ここでもカーテンで仕切られた住居スペースをひとつひとつ丁寧に見て回られました。以下、同じく産経新聞から。


 小学3年の正法地紅羽(しょうほうじ・くれは)さん(8)が差し出した赤色や黄色の紙でできた花を受け取り、陛下が「どうもありがとう」と笑顔を浮かべられる場面も。その後も花を大事そうに抱えたまま被災者を見舞われた。


 耳が不自由という山本久美代さん(57)には、皇后さまが手話を交えて「元気ですか」「大変ね」と慰められた。山本さんの避難生活を支えている寺本裕加里さん(42)にも「付き添ってくださってありがとう」と感謝の言葉をかけられていた。


 熊本地震から一月が経ちましたが、両陛下の御心を仰ぎつつ、熊本の方々に心を寄せていきたいと思います。