先週の2月26日、自民党で憲法改正推進本部などの合同会議が開かれましたが、報道によると、憲法改正のテーマの絞込みについて、以下のような議論がなされたとのことです。
①一回目の憲法改正では、与野党合意を得やすい「環境権」「緊急事態」「財政規律」の追加をめざす。
②9条および96条改正は、2回目以降での検討をめざす。
このテーマの絞込みの背景には、昨年の臨時国会の衆院憲法審査会で、共産党を除くすべての党が、①の3項目については、その必要性についての認識が一致したことがあります。
このテーマの絞り込みの方向性については、いろいろ意見もあるでしょうが、それでも、憲法改正原案の提出に向けて具体的なテーマの絞り込みの議論が始まったことは大いに歓迎したいと思います。
自民党は今のところ、今国会中に衆参両院の憲法審査会で議論を始め、来年夏の参院選以降の発議を目指す、としています。