「祖国と青年」11月号は昨日発刊しました。
全体の内容については、昨日のブログに載せた通りですが、それだけでは伝えきれないところもあると思いますので、若干補足をいたします。
11月号は、端的に言うと「フィリピン特集」です。これまで、アジア調査報告として、ミャンマー、ベトナムの現地調査を行い、発表してきましたが、今回はその第3段と考えていただければと思います。ただ、これまでの調査と異なるのは、調査を行った主体が大学生であるということです。
メイン記事の「ギルバート・G・B・アスケ氏」は、駐日フィリピン大使館の次席大使で、フィリピン外務省の「西フィリピン海特別委員会」のメンバーでもあります。「西フィリピン海」というのは南シナ海のことで、要するに、南シナ海問題についてフィリピン政府を代表する人物でもあります。
今回は、アスケ次席大使のタイトルの主語は「フィリピン」ではなく、「アセアン諸国」ですし、上野さんの記事のタイトルの主語も「アジア」です。
それは、南シナ海における中国の横暴に立ち向かい、日本の支援に期待を寄せているのは、フィリピンだけでなく、全ての周辺諸国の共通の感情である、ということなのです。
単にフィリピン一国の見解というのではなく、すべてのアセアン諸国の声として、読んでいただければと思います。