沖縄県知事選、情勢 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 11月16日(日)に投開票を控えた沖縄県知事選。


 当然、その結果は普天間基地の辺野古移設に影響を与えないはずはありません。


 基本的な構図は、仲井眞現知事VS翁長雄志現沖縄市長。それに元郵政担当相の下地幹郎氏が立候補を表明していましたが、それに加えて本日、民主党県連の喜納昌吉氏が立候補を表明しました。


 なぜ喜納氏が立候補したかというと、翁長氏が辺野古埋め立て承認の撤回を明言しないから、だそうです。


 え? 翁長さんってそうなの? と思って記者会見の発言を確かめてみると、こんな感じだそうです(毎日新聞からの引用)。


 正式な出馬表明となった13日の記者会見では「当選したら埋め立て承認の撤回、取り消しをするのか」との質問が相次いだ。これに対し、翁長氏は「保守と革新が腹八分で気持ちを固めて闘おうとしている」と述べて、共闘する保守と革新の支持者の考えが完全には一致していないことを認め「私一人の一存で申し上げることはできない」と明言を避けた。


 要するに、保守層も取り込みたいというので、明言を避けてるんですね。で、その煮え切らない態度に腹を立てた喜納氏が立候補したと。


 これで革新が分裂してくれるといいのですが、どうなのでしょう?


 とりあえず、現段階の情勢を昨日の毎日新聞がまとめていたので、参考までに紹介しますね。



沖縄県知事選 構図が複雑化 民主、県連と亀裂 公明は自主投票か



 沖縄県知事選(10月30日告示、11月16日投開票)の構図がさらに複雑化してい
る。自民党は現職の仲井真弘多知事(75)を推薦したが、公明党は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県内移設を容認した仲井真氏への反発から、自主投票にとどまる見通し。民主党は県連が独自候補擁立に動き、党本部や支持団体の連合と亀裂が入った。保守系

と民主党がいずれも分裂選挙に陥りかねない異例の展開だ。

 


 自民党の谷垣禎一幹事長は22日、党のインターネット番組で「沖縄の理解を得られる
選挙にするのはなかなか難しいが、戦い方を詰めている」と述べ、沖縄県知事選の体制固めを急ぐ考えを示した。同党は10月の福島県知事選を巡って、党本部と福島県連で候補者の一本化にこぎつけたばかり。党幹部は「今度は沖縄だ」と語り、3選を目指す仲井真

氏の支援を公明党に求めている。

 


 公明党は、自民党と足並みをそろえる党本部に対し、普天間飛行場の県外移設を掲げて
きた沖縄県本部が反発。同県内の首長選や市町村議選が集中する「ミニ統一選」(今月7日投開票)後に党の対応を決める予定だったが、なお定まっていない。党方針の正式決定を10月上旬まで引き延ばしたものの、党内では「沖縄で党本部の上意下達は通じない」

(沖縄関係者)との見方が大勢で、自主投票は避けられない情勢だ。その場合、党支持者の多くは、県内移設反対を掲げる保守系の翁長雄志那覇市長(63)を支援するとみられる。


 対応に苦慮するのは民主党も同じ。党本部は仲井真氏に相乗りするのをためらい、自主投票を検討している。このため、馬淵澄夫選対委員長は22日、沖縄県連による元参院議員の喜納昌吉県連代表(66)の公認申請を拒否。上里直司県連幹事長は馬淵氏との会談後、「自主投票を指示された。憤りを感じる」と不満をぶちまけた。喜納氏は東京都内で

「24日に立候補を表明する」と明言。党本部は喜納氏の処分も辞さない姿勢で、溝は更に広がる可能性がある。

 


 連合は19日に翁長氏の推薦を決定した。民主党内には翁長氏支援でほかの野党と共闘
すべきだとの意見もあるが、県内移設を容認した党方針と相いれず、少数派にとどまる。


 知事選には下地幹郎元郵政担当相(53)も立候補を表明している。