夏アニメの放映開始に先立って、「事前情報が少なくて、とりあえず見てみるしかない」と書いた「ガッチャマンクラウズ」。
今、4話まで終わって、物語の流れもだんだん見えてきましたが――
はっきり言って、おもしろいです!
オリジナルのガッチャマンとはぜんぜん別物で、変身後の姿もオリジナルの片鱗ものこっていません。普通、こういうオリジナルをコケにしたような作品はオリジナルのファンにとっては腹立たしいものですが、独特の世界観を構築していて、独立したアニメとして面白いです。
それでも、「バード・ゴー!」という変身の決めゼリフや、「ベルク・カッツェ」という名前を聞くと、血が騒ぎますね。今度のベルク・カッツェはそうとう悪そうなヤツです。
それから「ギャラクター」や「総裁X」の解釈も斬新でおもしろいですね。
繰り返しますが、中途半端にオリジナルのキャラを取って付けたような陳腐な作品だとイラッときますが、その設定がここまで突き抜けていると純粋に楽しめます。
作りはしっかりしていて、タッチは軽妙なSF作品、といったところでしょうか。
「独特の世界観」ということは、それだけクセのある作品ということなので、好き嫌いはあると思いますが、私は好きです。もし気になったら、チェックしてみてください。
あ、ちなみに表題の「うつうつします…」は、ガッチャマンクラウズに出てくるうつつちゃんの口ぐせです。