小学校の教科書に神話や神社が登場 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 土曜日に豊橋の手筒花火について書きましたが、同日の隅田川花火大会は突然の雷雨で中止になったんですね。


 さて、お祭りの話題つながりで、「祖国と青年」7月号の村主真人さんの記事の中で、教育基本法が改正されたことによって教科書に神話や神社が登場するようになった、ということが具体的に紹介されています。


 以下、該当部分を引用します。




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 この教育基本法の改正に基き、平成二十年に学習指導要領が改訂され、小学校の国語には「昔話や神話・伝承などの本や文章の読み聞かせを聞いたり、発表し合ったりすること」として、「神話」という文言が入りました。


 具体的に小学校二年生の国語の教科書(学校図書)を見てみますと、「ヤマタノオロチ」が取り上げられています。「わたしはアマテラスオオミカミの弟、スサノオノミコトです。天の、たかまのはらから、おりてきたばかりです」ということで、「天照大御神」「高天原」という言葉が出て来たり、「とちゅう、つるぎのはがかけました。ふしぎにおもっておを切りさいてみると、中に、みごとなつるぎが入っていました」ということで、熱田神宮に奉納されている三種の神器の一つ、「天叢雲剣」(または「草薙剣」)が出て来たりします。このような形で、小学校二年生の教科書には各社、神話が盛り込まれるようになりました。


 また、小学校「社会」の学習指導要領解説書には、「身近な地域や市に古くから残る建造物を取り上げ、観察したり聞き取り調査を行ったりして、その位置や昔の様子、いわれなどを調べ、白地図に書き表すことである。例えば、神社、寺院、伝統的な家屋などが考えられる」と記され、神社やお寺についても学校教育の中で訪問してよいことになりました。


 神奈川を中心に使われている小学校三、四年生の社会の教科書(教育出版)には、「さぐってみよう昔のくらし」ということで、自分たちの地域に残っている神社にはどんなお祭りがいつ頃から始まっているのか、そのお祭りが何のために行われているのか、どんな人たちが関わっているのか、地域の人に取材してレポートをまとめてみましょうということが書かれています。


 教科書の中では、神奈川の太尾神社が取り上げられ、「話をきいてわかったこと」として、「ずっと昔から、お祭りは、作物のしゅうかくを感しゃするために行われていた」「今でも、まちに住むみんなが楽しめる行事として、お祭りは大切にされている」「まちに住む多くの人たちが協力して、お祭りを行っている」などと書かれています。また、「太尾ばやしにちょうせん」ということで、子供たちがお囃子の練習会に参加し、「わかい人たちも、同じように、おはやしを続けてくれたら、うれしいですね」といった地域の人の声が紹介されています。教育基本法が変わり、学習指導要領解説書に「神社」「寺院」という言葉が盛り込まれることによって、学校教育がこのように変わったわけです。