昨日は、
西荻窪駅から徒歩10分のところにある
「醸（かもし）カフェ」で開催された、
「干し野菜の実力を知るワークショップ」に行ってきた。
醸（かもし）カフェとは、こんなところ。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/ibp/1604055_1
醸（かもし）カフェって、
気になるイベントをいろいろやっているんだけど、
人気があってどのイベントもすぐに満席。
今回はたまたま空きがあって、
参加することができた。
私は有機農の畑をやって15年以上経つ。
畑をやっていると言うと、
野菜や料理が好きなんですねとか言われるが、
私は野菜も料理も畑も
好きなわけではない。
というか、
畑をやる前は、
料理もろくにしたことがなかったし、
野菜だってあまり食べなかったし、
土いじりなんてしたことがなかった。
やろうと思ったのは、
セラピーや自助グループを通じて、
DVや児童虐待の被害者の方々や
さまざまなサバイバーの方々の話を聞いたからだ。
DVを受けていてもお金がないから逃げられないとか、
ブラック企業みたいなところに働いていても
お金のためには我慢するしかないみたいな人をいっぱい見て、
いくら心の問題を解決しても
経済問題をなんとかしなければ何も解決しないと思った。
ちょうどそう思っていた頃、
イラク日本人人質事件というのが起きた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/イラク日本人人質事件
高遠菜穂子さんらへの
自己責任バッシングが過熱化した事件だ。
それを報道で見た私は、
日本が全体主義化していくことへの
強烈な恐怖を感じてしまい、
その時に
市民運動をやっている人達と初めて接触した。
高遠さんらを支援する集会なるものに
初めて出かけて行ったのだった。
そこで、
農を通じて平和を作ろうとしている人達と出会い、
食べるものやエネルギーを人まかせにしていることが人（市民）の力を奪い、
国家間の紛争や支配も
食やエネルギーが根底にあるということを知り、
まずは食の自給をすることが
多くの人の力を取りもどすのではないかと考え始めた。
慣行農法のこと、
なぜ農薬や化学肥料がこんなに使われているのかも調べ、
いろんな有機農家さんに話を聞きに行った。
ヴァンダナ・シヴァの『生きる歓び』
という本に影響を受けたのも、この頃。
マーカーで真っ赤になるくらいアンダーラインを引きながら、
この本を熟読した。
https://www.amazon.co.jp/生きる歓び―イデオロギーとしての近代科学批判-ヴァンダナ-シヴァ/dp/4806723487
また、
辻信一さんの『スロー・イズ・ビューティフル』からも、
かなり影響を受けた。
https://www.amazon.co.jp/スロー・イズ・ビューティフル-平凡社ライブラリー-辻-信一/dp/4582765017
この頃また
PARC自由学校というところとも出会い、
ここに通い始め、
そのうちここで企画委員をやることにもなるのだが…
PARC自由学校
http://www.parc-jp.org/freeschool/
ヤベェ。
話がどんどん難しい方に向かっている。
ここでは、干し野菜の話だった。
汗汗
このへんの話は
改めてちゃんと書くとして。
そう。
干し野菜。
有機農の畑を始めたのはいいものの、
やってみてびっくり、
とにかく本当に
野菜がいっぱい採れるのだ。
自然の力はすごい。
一週間に
トマト100個、
キュウリ何十本、
インゲンがゴミ袋に一袋、
ナス、ピーマン、トウモロコシ、青菜、人参、大根
次から次へと野菜がやってくる。
野菜はほんと甘くて
蒸しただけで美味しいんだけど、
それにしても
いやはや
それまでろくに料理もやっておらず、
ご近所づきあいもしていなかった私は
当惑しましたよ。
ちょっとした野菜ノイローゼになるくらい。
夫婦二人で子供もいなくて、
二人とも仕事で外食がちで
そんなに家で食べるわけでもなく。汗
知人におすそ分けしたらという
他人事だから言える
余計な助言をしてくる人もいるけれども
野菜を送る手間や送料だってハンパないんだ。
鮮度が命だしね、野菜は。
そういう助言に苛立ちつつも（苦笑）。
それから
初めて料理教室に行ったり
保存食を勉強したり、
いろいろやった。
もちろん
干し野菜も試しましたよ。
本などをいろいろ見てね。
でも
あまりうまくいかなかった。
乾燥しすぎて
宇宙人の死骸みたいになってしまったり（爆笑）
カビが生えたり。
たまたまうまくいっても
調理方法がよくわからなくて
しまいこんで
結局捨ててしまったり。
なわけで
今回はそんな私の悩みが解消したらいいなーと
さほど期待もせずに行ったのであるが、
行ってみてすごくよかった。
講師は
干し野菜の専門家・廣田有希さん
干し野菜を作るコツ
干し野菜の保存方法
干し野菜の調理方法など
いろいろ短時間に情報ぎっしり。
しかも
醸（かもし）カフェの店主の方が
干し野菜で作ってくれたご飯が出て
これがめちゃくちゃうまい。
有希さん自身が築地に生まれ育ち、
お金をかけるとなんでも買えるけど
干し野菜をするようになって
毎日空を見上げる自分になったと言う。
私たちは
自然に支えられていることを
思い出した、と。
その自然は特別な自然ではなく、
太陽だったり
空だったり
当たり前にある自然。
いのちの恵みをいただく。
自然と一体化するだけで
自分の心が満たされる。
それはお金では買えない。
干し野菜をするようになって
日々の生活が
お金をかけずに豊かになる。
と
有希さんは言う。
うん、うん。
私も
別に野菜や畑が好きじゃなかったけど、
畑をやり始めてから
自分の意識がずいぶん変わった。
畑をやる前は
自分が何をやっていいかわからない時もあったけど、
畑を始めると
本当にやることが日々たくさんあって
自然は待ってくれなくて、
自分が何のために生きているとか
何をやるとか
もはや
それどころじゃなくなる。笑
そしてねー
ほんとに小さなゴマ粒みたいな種から
ニンジンだとか
大根だとか
ブロッコリーだとか
そういうのが
芽を出し
日々
刻一刻と育っていくのを見るのは、
本当に奇跡を目の当たりにしているようなものなんです。
生きていることそれ自体が
地球それ自体が
奇跡のような営みなんだと
思い出す。
私にとっては、
畑をやるとは
そういうことだった。
それにね
野菜という日々の命を支えてくれるものが
こうやって余るくらいあると
お金を稼ぐことに縛られなくなる。
本当に。
人は
なんとか生きていけるということが
自分の体験を通してわかるから。
お金なんて
ある意味紙切れだ。
でも
畑や
自分が直接会った人たちは
虚構ではなく
実体なのだ。
フリーライターという
虚業で生きてきた私が、
畑と出会ったおかげで
命と出会い直したというか。
あれー
干し野菜の話を書くだけだったのに
話がいろんな方向に飛び、
ずいぶんと壮大なところにまで
着地してしてしまった。
こんなのもありだね。
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「心と魂を調律するダイアローグセラピー」
人はそれぞれ独自の周波数を持って生まれてきます。
その周波数はあなただけの独自のもので、この地上にひとつだけの周波数です。
すべての人がそれぞれオリジナルの音（周波数）を持っていて、それが響き合い、交響曲のような美しい音楽を奏でているのが地球だと私は思っています。
その響きを思い出し、本来の自分にしか奏でられない音を奏で、自分にしか歌えない歌を取り戻すための三回セッションです。
（歌とか音とかはもちろんメタファーですが、つまり、自分の魂の個性を思い出すためのセッションです。）
１時間のセッションをスカイプを使って３週続けて行い、ダイアローグ（対話）とエネルギー調整で、自分が自分の人生の創造者であることを思い出していきます。
毎週１回スカイプでセッションし３週連続。
３回で２万円（事前振込）。
Seikoと日程調整して行います。
＊単発で7000円でもお受けしますが、３回連続で受けることをおすすめします。
３回終了した方が単発で受ける場合は、１回５000円になります。
詳細、お申込み、お問い合わせは
下記をご覧ください。
https://ameblo.jp/seikokt/entry-12436624601.html