沖縄ご出身の方から
手作りのサーターアンダギーを
頂きました
家に持って帰って
おばあちゃんに
「おやつに食べてね」と置き手紙を書いた
翌朝
珍しく
私の部屋の扉をおばあちゃんが
ノックしました
サーターアンダギーの袋を手に
『聖ちゃん、昨日の丸いの食べる？』
って聞いてくれたので
せっかくだし
『うん、食べようかな』
と言ったら
うちのおばあちゃん
袋に入った
そのサーターアンダギーを
いきなり
袋の上から
ギュッギュッと両手で潰しはじめました
『お、おばあちゃん、どうしたん!!!!』
不意を付く行動に
少し興奮気味にたずねると
『硬いんよ、こうした方が食べやすいから』
ギュッギュッギュッ
そっかぁ
おばあちゃんには
ちょっと硬かったんやね
ごめんね
『そうなんやぁ、ありがとう。』
少しずつ形を変えていく
サーターアンダギーを見つめながら
心の中で
問い掛けていました
おばあちゃんには
私は何歳に見えてるん？
私を
自転車の後ろに乗せて
ビュンビュンと風をきって走っていた
あの頃のままなん？
いちばん優しくて
怒るといちばん怖い人
唯一
私がこどもでいられる場所
『おばあちゃん』
私の大切な人
ポロポロにほぐれた
サーターアンダギーを頬張る私を
嬉しそうに
眺めるおばあちゃん
しあわせすぎて
泣けてきた
そんな日曜日の朝でした
この写真
私が予定より早く家に帰ったら
ちょうどToaが
おばあちゃんから煮干しを
もらっている真っ最中でした
気まずそうなToa
急に煮干しを断りはじめました（笑）
なんでなん
おばあちゃんと大笑い
つい数ヶ月前やのに
もう懐かしい