出会ってくれたあなたへ

 

 

 

 

この続きを書こうと思っているうちに、

それ以上に書きたいことを優先していたら

2か月越しになってしまいました!

 

その分大事に温めた記憶について、

ようやく記事にできます。

 

 

母から、小説家になる夢を応援する言葉をもらい、

ほっとした気持ちでいると、

母がふっと思い出して、話し始めました。

 

「高校の現代文の〇〇先生、覚えている?

『私の授業を真剣に聞いてくれるのは娘さんだけですよ』って言われたのよね」

と嬉しそうな母。

 

先生のお名前を聞いた途端、

私の中の先生が鮮明によみがえってきました。

 

外見はまさに和製、ピーター・フォーク(刑事コロンボの主演俳優さん)。

静かな語り口で、型にはまらない授業でした。

 

【先生の授業で覚えていること】

本の読み方

きれいに読もうとしなくていいから、

鉛筆なり赤鉛筆なりで、いいと思ったところに印をつけてごらん。

また読み直したら、違うところが響いたりして面白いよ。

 

文章の書き方

上手に書こうとしなくていいから、自分の言葉で書いてごらん。

 

 

それまでの私は、

感想文が書けませんでした。

 

原稿用紙、3枚とか5枚とか指定されますが、

書いても半分で終わってしまうのです。

適当にしているわけでも、さぼっているわけでもないのですが、

とにかく言葉が降りてこない。

 

振り返って分かったこと。

 

それはその分量を書くと決まっていることに息がつまってしまう。

そして、その分量を書けるほどの熱量を感じる本と出会えていなかった、ということ。

 

今では、小説を読むのも

エッセイを読むのも啓発本も好きですが、

当時はそうではなく。

 

これを読みましょう、と渡されたり

感想文にはこの本がお勧め、みたいなものを無理くり読んだところで、

情熱が生まれない、感情が動かない。

だから、感想が生まれなくて当たり前だったんですね。

 

 

だから、

その先生が出してくれた、

尊敬する人、について書いてください、という課題。

 

とてもワクワクして書いたことを今でも覚えています。

 

 

どんな相手でも良いと言ってくれたので、

私は大好きなドラマの主人公について書きました。

 

海外ドラマ『アリーmyラブ』のアリー・マクビールについて。

 

弁護士である彼女ですが、

妄想しがちで幻覚もみてしまったり、

かなり突飛な行動も多いのですが、

でもとっても魅力的なんです。

根本に、愛があるから。

なので個性豊かな職場の仲間たちからも、とっても愛されています。

 

そして私の大好きな言葉も

このドラマで出会いました。

真心のすべてを、永遠に」

アリーの初恋の相手であり、最愛の人、ビリーから贈られる言葉です。

 

 

こうして20年近く経った今でも、

感動がよみがえってきます。

そのくらいの情熱を、

一気に文章に落とし込みました。

そして先生に読んでもらうのが楽しみでした。

突飛でも、下手な文章でも、

受け入れてもらえるのがわかっていたから。

 

 

 

これから小説を書いていく中で、

この感覚を大切にしていきたいと思っています。

 

 

恩師はメンターでした。

 

20年近く前の出来事が、今の私の魂にスイッチを入れてくれる。

 

バシャールがいう、

過去も未来も、今ここに同時に存在している、ということを

体験したような感覚です。

 

 

 

私が本を出版出来たら、

恩師を探して、読んでいただく

 

 

私の夢がまた、増えました

 

 

 

真心を込めて

ありがとうございます