「叱らない」が子どもを苦しめる | 1人っ子ママの勇気づけ子育て

1人っ子ママの勇気づけ子育て

結婚して3度目の転勤で岐阜、東濃へ。我が子が大好き。元保育士がアドラー心理学、勇気づけを知り実践してます。

 

 

おはようございます。

 

 

これ、読みました。

「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)

 

「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)

 

 

これ、めちゃくちゃいいです。

スクールカウンセラーである薮下先生が

最近の子どもの不登校、不適応について

実践を交えて書かれてます。

不登校、不適応が変わってきた現代において

学校の先生に読んでもらい一冊。

 

 

 

というか

「褒めて伸ばす」「個性を大切に」子育てが

主流になって、

「これって子どもを叱っていいの?」

「ダメなところを言ってもいいの?」

って不安に感じていた私が読むべき一冊でした。

 

 

 

「思い通りにならない場面」

「できないこと」

「不快体験」

(本書では「世界からの押し返し」の機会とありました)

これらのことを子どもが経験しないで

成長するとどうなるか。

 

 

未熟な万能感を持ったまま成長し

自分のイメージと異なる自分を受け入れない

ネガティブな自分を受け入れない

他責

に繋がっっていく。

 

 

 

 

 

でも

でも!!

我が子に「不快体験」させたい親がいますか。

少なくとも私はなかなかできない凝視

娘には笑っててほしいし、楽しく過ごしてほしい。

 

 

でも

それは

社会的に未熟な娘をそのままにしておくこと

なんだなぁ泣泣泣泣

 

 

 

 

たとえば宿題。

宿題の効果は学習効果はイマイチと最近わかりました。

宿題は出されます。

 

 

子どもが

「遊びたい!」「宿題なんてしたくない!」

って言い出したときに

親が

「効果はいまいちなのだからする必要なんてない!!」

「先生に言ってあげる!」

って「不快」を取り除いてしまう。

 

宿題の学習効果はいまいちかもしれません。

ではなぜ宿題が出されるのか。

 

「社会からの求めに応えれる人間になるため」

と考えてたら??

「先生との約束を果たす」

と考えたら??

 

「変えられないものを受け入れる」

「外界と調和する」

たかが宿題だけれどどう向き合うかが

大切なんだなと思いました。

 

 

 

 

 

嫌がる子どもに宿題をさせるのって

(このあたり課題の分離もできてないけど)

 

なだめてみたり

叱ってみたり

放っておいたり

ご褒美用意したり

 

とにかく「ごちゃごちゃ」しますよねオエー

本書はこの「ごちゃごちゃ」をするべきだって

教えてくれます。

親子で「不快」と幼少期から向かい合うことで

親子の関係性の中で「不快」を収めていく練習をするのだと。

 

 

 

 

 

子ども時代は「できること=可能」を開拓・拡大していく時期。

「知らないこと」を教えてもらい

「できないこと」を頑張ってする

これが学校で

50㍍走ったり、

ピアニカ吹いたり、

漢字を覚えたりする意味。

 

学校ってすごいな。

我が家じゃことを

たくさんさせている。

 

開拓・拡大していく中で

「できない」

「どうやら下手らしい」

ってネガティブな自分に気づき

その自分もひっくるめて

そんな自分もいるよねって受け入れていく。

 

 

その練習を娘とできる時間は

残り少ないと思う。

(年齢が上がれば親に口出しできないことが増える)

手出しができるギリギリの年齢だと思うので

しっかり「ごちゃごちゃ」せていきたい。

娘が「不快」を感じても

受け止めて、しなやかに過ごせるように。