江神二郎の洞察 | まったりクロスケ

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有栖川有栖さんの『江神二郎の洞察』を読了しました。






9編からなる短編集。

「瑠璃荘(るりそう)事件」
「ハードロック・ラバーズ・オンリー」
「やけた線路の上の死体」
「桜川のオフィーリア」
「四分間では短すぎる」
「開かずの間の怪」
「二十世紀的誘拐」
「除夜を歩く」
「蕩尽(とうじん)に関する一考察」



どの作品もとても面白かったです!

皆さんの評価が高いのも頷けます✨


個人的お気に入りは『4分間では短すぎる』です。

目線で会話をして話の流れをもっていく3人の連携プレーとか良いですね(*´艸`*)

真実はどうだったのかも気になります。


『除夜をあるく』も良いですね!

2人で大晦日を過ごす江神さんとアリス。

もちさんの作品からの読者への挑戦状。

その後の大晦日の京都を歩きながらのミステリ談義は雰囲気が凄く好きです。 


有栖川作品って京都に行きたくなるし、苦手な海外作品も読みたくなります。

今年も1冊以上は海外作品に挑戦したいなぁ。

学生アリスシリーズも残り2冊だなんて寂しいですが早く読みたいですね。


ちなみに解説で皆川博子さんが「江神さんと火村先生の共演はあるのでしょうか」と書いてあり、世界線違うのに共演とかあるの?とか思ってしまいました。

二人の共演は面白いですが不思議なことになっちゃう。

アリスが江神さん又は火村さんの作品を書いてる場面が出てくることで共演とか?

確かに二人の共演は想像したくはなりますね✨


そういえばドラマ火村英生の推理で篠宮時絵さんがアリスが書いた「桜川のオフィーリア」の感想を言う場面もありましたね。