旅バイクであるVストローム650XT(2015年式)を買って早や10ヶ月くらい経つのだが、転ばぬ先の杖としてツールケースを取り付けしようと考えておる現状では独自に用意した工具類をシート下に入れているのだが、パンパンなのだ出来ればシート下にはジャンプスターター(話題のスーパーキャパシタで自作する予定)を入れておきたいバイクって収納無いから色々悩むよね
将来的にフルパニアとか付ける気は全く無いので(あるとすればタナックスのサイドケースくらい)左後ろに付けようと考えておる左後ろにちょうど良くスペースが空いておる
「ツールケース バイク」というざっくりしたキーワードで検索するとプロテクターツールケースなるものを付けている人が多いようだ
丈夫で防水のプロテクターツールケースという商品ジャンルがあるのか、似たような製品がいくつかある
とゆーことでプロテクターツールケースを購入することにした
メーカー候補はトラスコ中山、モノタロウ(大阪魂)、SK11の↓の3つ。いずれもサイズが200×200×100くらいで探した
https://www.monotaro.com/g/04577213/?t.q=53627815
モノタロウでよく買い物するので、他の購入品と一緒に大阪魂(モノタロウブランド)のやつを買った
届いたツールケースはなかなかモノが良いSK11のやつもアマゾンのレビュー見てると価格の割に良いらしい
取り付けするモノが届いたので、3DCADにて設計を進めていく
と言っても実際にモノを作ってみないとわからないので、イメージとしてCADで描いてみた
使ってるCADは無償で使えるDesignSpark Mechanical
Solidworksの操作に慣れてるから使い方がわからん
形状変更のやり方もわからんし、アッセンブリの時のスナップも出来ない
まぁどういう構成、折り曲げにするのかをイメージするだけでも使える
とゆーことで↓のような感じで固定する↓の黒い箱はツールケース
構成部品は大きく分けて4つ。
①タンデムステップ側取り付けバー
②ツールケース取り付けブラケット
③グラブバー側取り付けステー
④鍵穴横取り付けステー
このうち②のツールケース取り付けブラケットは、父上の工場のプレス機械で曲げるだが、コの字曲げすると折り曲げの寸法が長すぎて、直角に曲げた時にプレス機械に干渉してしまうから分割構成とした
父上の工場には半自動溶接機があるのだが、ガス充填を定期的にしないと契約出来ないらしく、たまにしか使わないのが勿体ないとかで契約してないらしいなので溶接機はあるけど溶接は出来ないなのでボルト止めにしようと思う(溶接は父上の取引してる会社にお願いすることは出来るけど、仕事でお願いするんじゃないから出来るだけ避けたい)
図面化するつもりだったのが、どうやらプラグインが無いと2D図面描けないみたいかなちぃ仕方なく手書きで描いた
いざ↑の形状で作ってみたら上部の折り曲げ部がバイク側に干渉するので、折り曲げを反対にして作り直したこっちの方がスッキリしていて結果オーライ
↓仮組してみた材料の鉄板が父上の工場にある端材で作ったから↓のような関係ない穴が明いてたりしておる
こういったツールケースを取り付けている人達のブログを見ると、ツールケース自体に穴を明けて固定している人がおるが、防水のツールケースなのに
・穴を明けた箇所を再度防水処理しないといけない
・工具箱を持って持ち運べない
というデメリットがあるので、セリアのコンプレッションバンドで締め付けるだけにした
上下は上側の板の折り曲げがストッパーになるし、左側はタンデムステップからのバー固定に長めのボルトを使ってストッパー代わりにして、右側はバンドで固定されるので特に問題は無いと考えるバンドが切れたらアウトなので、保険のために予備のバンドを車載するとか、別に何か固定する方法を後で考えよう
↓のツールケース上部分を覆っている板厚は2.0T、下側は1.6Tとしたどっちも2.0Tで作れば良かったのだが、上側の板を作り直したら材料が無くなってしまい、仕方なく端材の1.6Tを使うことにまぁ大丈夫だろう
↓グラブバーと共締め社外品のパニアホルダーもここを固定している商品が多いのでここに固定した板厚は3.2T
↓鍵穴の横に何を固定してるのか不明なネジがあったからここに固定これも板厚は3.2T
↓タンデムステップ側タンデムステップと共締めする
ここに固定したのは振動防止用なのだが、手で揺すってみると結構動く
画像上に写っているのはタナックスのシートバッグのベルト
↓後ろから
例えばこのバイクでオフロードコースを走って、リアサスがフルバンプする、なんて状況はまずないのだが、フルバンプしてもツールケースには干渉しない位置にした将来的にサイドケースを付けるにしても邪魔にならず、問題なく収まると思う
↓左後ろから
見た目がイマイチだけど、黒に塗装すれば違和感無くなると思う
ツールケース後ろの板にある角穴はベルトを通すための穴
↓塗装後
プラサフ吹いた後は、耐水ペーパーで中研ぎしてキレイに平らにしたのにブラック塗装した時に使ったモノタロウのシャーシブラック吹いたらこんなに気泡が入って松井秀喜のようなミカン肌になってしまったモノタロウ許さんぞ!
やっぱり塗装の汚さが目立つわね
黒に塗装したらボディ色が黒なので違和感無く収まった
とは言え「純正のような仕上がり」とはならず、手作り感満載
後ろからは特に違和感なし
違和感あるとすればボルトの色が黒ではないことか
今回は過去記事で塗装した時のプラサフ等の塗料が余っていたのでそれを吹いた
塗料のフタはちゃんと閉めてたけど、いかんせん5年前プラサフは問題なしだったのだが、硬化剤はなぜか見た目が燕三条の背脂ラーメンのスープまんまになってて、背脂とスープに分離してた(語彙力)
2液ウレタンの黒が手持ちでなかったから車の下回りに使ったモノタロウのシャーシブラックを吹いたのが間違いだった2液ウレタンだったら3回塗りしてクリアー吹けばプロ並みの仕上がりになったのだが、たかだかツールケースの板なのでこれで良しとする錆びなきゃ良いといってもチェーンからの油がひっかかる箇所だから油まみれになって錆びることは無いだろうが
仮止めの時は結構グラグラ動いていたが、本締めしたらほとんどグラグラしなくてちゃんと固定されたようだ
必要な工具類も十分収納出来た
あとはパンク修理剤と工具をアリエクで買っておく
以上である