最近、涼しくなってきてツーリング日和ですね
さて、題名の通りですが、過去記事でも取り上げたようにオイルクーラーのコアガードをどうするか検討してみました。
コアガード取付の目的としては、
・飛び石等からコアを保護する
・虫が付くのを防ぐ
という目的があると思います。もちろん見た目でのカッコよさもありますよね
しかし私の場合ですと、オイルクーラーを純正から倍くらいの面積のNZ250用に変えてしまったので、涼しい季節には冷えすぎてしまうという問題があります。
DR250Rのエンジンは丈夫なエンジンらしく、私の様にわざわざ純正オイルクーラーを大型のものに変える必要は無いと思いますが(メーカーが純正のサイズで設計しているため)私は倍の大きさのモノに変えてしまったため、真夏の炎天下と今くらいの季節では油温にかなり違いがありました。
NZ250用のオイルクーラーに交換後、真夏の35度の中を街中、海岸沿いを走っても油温が最大96度までしか上がりませんでした。
そして最近、涼しくなってきて気温20度くらいの日に乗って走っていると油温が80度辺りをウロウロするようになりました(一定速度で走っていたり、日が暮れてくると70度近くまで下がります)
油温の適温は賛否ありますが、100度前後と言われていますね。
あまり神経質にならなくてもいいかもしれませんが、冷えすぎということも良くないので、
コアガードで風通しを悪くして油温を上げる
ということを踏まえて検討してみました。
ただ、夏場はコアに最大限、風が当たるようにしたいので、
・気温によってコアガード前面に配置する板を簡単に変更出来るようにする
という構想の元で設計してみました↓
コアの脇の部分にアルミアングル(25x25x1T)を組み合わせてリベットで止めて、板が入るくらいの隙間を作ります(CADの画像では1.2mmとなっていますが、リベット止めする前提でこの隙間としています)
そしてこの空いた隙間に、春秋用は風の通りがあまり良くないパンチングメタルを、夏用は最大限風の通りが良く、飛び石と虫からコアを防御出来るエキスパンドメタルを、という感じで季節に応じて差し替えが出来るようにします。
↓のようなモノです。
エキスパンドメタル
こうすることで気温の低い時期は風通しの悪いパンチングメタルを、気温が高い時期には風通しが良いエキスパンドメタルを、という感じでコアガードとしての機能を果たしつつ、温度管理も出来るようになると推測します。
ただ問題は…固定方法です。このコアガードの固定方法ですが、オイルクーラーを固定しているボルトと共締め出来ないこともないですが、作らないといけない部品が増えてしまいます。
コアガード自体は↓のように両脇のアングル同士をパンチングメタルが入る様に、なるべく端側に片側2箇所ずつリベット止めしようと考えています。
そして、数日検討した結果、結局↓のようにしようと思います。取付の上下ブラケットと上下アングルの固定はリベット止めです。
車体への取付はオイルクーラー固定のボルトと共締めとします。
ただ、下側の取付けのみ、半円にしてオイルクーラーを全て外さなくてもいいようにしましたが、結局全部取り外さないとダメでした。
上下のブラケットの板厚は共にアングルと同じ1Tです。
しかし検討している時に問題に気づきました。
↓の画像の黒で囲んだ部分です。
ここがスカスカなので、パンチングメタルを差し込んだときに抜け出てしまいます。
これに関しては↓のようにL字に切断した板をリベットで止めてパンチングメタルが落ちてこないようにしました。リベットで1点しか止めていないので回転した時にパンチングメタルが落ちてきますが、ユルユルではないので大丈夫でしょう。心配になったら、接着剤でも付けておけば問題無いと思います。
↓取付前
↓取付後。
取付の上下のブラケットがCAD上と実物で少し合わなかったですが、特に問題無く取り付けることが出来ました。1Tだと簡単に曲げられるので加工しやすいです。両サイドに冷却用の穴を明ければ良かったかなーと思いましたが、特に問題ないでしょう。
↓パンチングメタルを取り外した場合
パンチングは上から引き抜けば簡単に取り外し可能です。
エキスパンドメタルは面倒なので切断していません。
↓真横から
コアガードを付けたことでまた一段とスタイリッシュになりました
今回かかった材料はモノタロウで買いました。合計金額は、
・PA型アルミパンチング板 885円
・アルミアングルAL 463円
・ブラインドリベット(アルミスチール) 581円
・ハンドリベッタ 1119円
・アルミのエキスパンドメタル ホムセンで確か800円くらい
なんと3848円もかかっていました…
まぁリベッタとリベットはまた何かに使えますしね!
ではね!