妻が検査入院していた頃の涼介。義母、義妹が2人の子どもを連れて面倒を見てくれていた。ありがたい。


白い巨塔で里見先生が触診や画像で膵臓癌を見つけるけれど、妻の検査の経緯を見る限り、嘘だ〜と思ってしまう。

緊急入院の翌日から検査と膿瘍の治療が始まった。抗生剤で膿瘍を治療。詳しく調べるため造影剤CTから。CTを撮っている間、先生たちが話しているのを妻が聞いていた。PETした方がいいのでは?とか他にも気になる会話が聞こえてきたらしい。妻は看護師なので不安がっていた。仕事を終えて病院に行ったときに聞かされた。

主治医からの話。血液検査の結果、炎症はある。腫瘍マーカーは上がっていない。おそらく膿瘍なので抗生剤で治療する。膿瘍の原因がわからないので検査で原因を探す。とのこと。

MRI、エコー、胃カメラ、大腸カメラなどの検査をするが膿瘍の原因は不明。抗生剤が効いて膿瘍部分は縮小していった。ただ、原因がわからないので最後に肝生検をすることになった。

まさか、その肝生検で癌細胞が出てくるとは思いもよらず、3月7日に退院。19日に結果を聞きにくることになった。そのときに聞いた。なぜ、PETを早くしてくれなかったんですかと。妻が33歳と若く癌になる確率が低く、抗生剤が効いて膿瘍が縮小していたからと。

普通なら膿瘍という結果で終わるところ。肝生検までしてくれ、癌を見つけてくれた徳大病院には感謝している。