皆殺しの母 |  聖家族 ~BLUE MOON~

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「かすがいいきいきアカデミー芸術文化コース」1回目でした。

以前は老人向け(失礼)の講座みたいだったけど、今年から変わったみたい。

応募から外れた人がいたのかはわかりません。

オンラインもあるし。

150名以上?すごい人でした。

 

本日は名古屋造形大学の江本先生の「ベルエポック パリの画壇のミューズ〜芸術を見抜いた女性ミシア〜」のお話。

 

ミシア・セールという女性。

ピアニストにして社交界の華、そして芸術家のパトロン。

芸術に関するセンスがないとそんな使命は果たせなかったと思うが、彼女がいなかったら、名だたる音楽家も画家も小説家も後世に残っていたかどうか?

 

下の絵はどこからかお借りしてきましたルノアールの描くピアノを弾くミシア。

ルノアールは彼女を脱がせたかったみたいです(笑)

 

 

こちらは、「ルヴュ・ブランシュ」という雑誌の表紙に描かれたミシアでロートレック作。

斜めってるのはスケートをしているからだそう。

なんつーか、今でいうグラビアモデルも兼ねてるじゃありませんか。

 

 

生まれも壮絶、結婚も3回している。

どんなアーティストも彼女を愛していたというが・・・。

なんか闇も深そうだ。

 

そう思って家に帰って検索してみると、あだ名が「皆殺しの母」だったという記事がありましたわ。

シャネルとの関係もカオスだったらしい。

この二人はたぶんできてたと思う。

 

シャネルの香水の中で、名前がついているのはココとミシアだけだという。

そしてミシアが亡くなった時はシャネルが化粧をしたのだとか。

孤児院出身のシャネルをサロンに招き多くの芸術家に紹介した功績は大きい。

 

あとはバレエだ。

バレエにもミシアは貢献している。

ロシアバレエ団のディアギレフにどれだけ援助をしたことか!

ディアギレフの葬式まで出している。

バレエがくだらない娯楽と化していたのを肉体のパフォーマンスという芸術に蘇らせたのも、ミシアの力無くしては起きなかった現象かもしれない。

ちなみにディアギレフが死んだ時もシャネルが化粧を施したらしい。

 

本当にミシアさまさまだ。

 

だけど、何事もお金がないとできないのね。

天下の回りものをうまく動かすことができたミシア。

たぶん、自分のために使うお金ではなく、世の中のために使うお金だったのだろう。

 

これからの時代、それなんとかしたいね。

 

だけどタイムマシンがあったら、この時代を旅行してみたい。

 

 

 

 

 

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