こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザーの渡部夏代です。
https://sapporo-kataduke-bz.com/
本日、「職場整理収納アドバイザー基礎講座」を受講いたしました。
講師は生田和代さん、いくちゃんです。
職場の整理収納を「おもてなし」という観点で学ぶことができます。
おもてなしとは何か？
職場の整理収納とどう関係するのか？
理路整然としつつしなやかで柔らかさのある、心に響く講座でした。
「心の在り方」としておもてなしの精神を大切にする
整理収納を徹底することで真のおもてなしができる企業を創造する
（ハウスキーピング協会のホームページより引用）
働く人にとって職場は一日の大半を過ごす場所です。
長い時間身を置く職場の環境は、働く人の心に深く影響します。
「環境が人をつくる」という言葉の通り、良い環境にいればよい人間に成長できます。
思いやりが込められた学びだなと思いました。
受講して思い出したことがあります。
環境整備して、仕事を効率化すると時間短縮につながり残業が減るという効果があります。
早く帰宅してプライベートを充実させたい人にとっては嬉しい効果です。
しかし、残業代が減るので手取りが減ります。
よって、効率化の時間短縮は求めていないという従業員の意見。
手取りだけをとらえると、確かに収入は減ります。
しかし、慢性的な残業でいつもストレスが溜まっていたり睡眠不足であればどうでしょうか。
ストレス発散のためにムダ使いをしてしまったり、睡眠不足でサプリを大量に摂取したり。
気が付きにくい出費があるかもしれません。
時間は誰でも平等に1日24時間、限られた時間をストレスを抱えながら仕事に費やすよりも、プライベートな時間に使うほうが有意義に思います。
プライベートが充実していると、仕事への活力にもなる好循環になりそうです。
ドラッガーのマネジメントによると、「企業の目的は“顧客の創造”」です。
では顧客の創造とは何か？と考えた時、顧客が商品なりサービスなりを手にするまでにたくさんの過程があるわけです。
そのひとつひとつの過程が有益なものでなくてはなりません。
顧客のメリットはもちろんですが、働く従業員にとっても有益な活動であることや、関連取引先にとってもそうです。
粗悪な商品だったり、ブラック労働だったり、下請けいじめをするような企業とは良い関係を保てません。
この企業とこれからも関わり続けていきたい。それが顧客を創造することにつながっていく。
そこに「おもてなし」の考え方が非常にしっくりくるなと感じました。
私の好きな考え方です。
伴徳（ばんとく）は、｢あなたが相手によいことをするので、ずっと一緒にいられる関係性｣のことを表しています。
お互いを必要とする｢絆｣を作る、この時「相手が何を求めているか」「相手のためにどんなよいことができるか」を考えることが大切です。
伴徳は「モラルエンゲージメント」とも言われます。エンゲージは絆、エンゲージリングのエンゲージですね。
人の関係には「思い」がのっかる。その「思い」を大切にする考えの根底に「おもてなし」あるのだなとも思いながら受講しておりました。
今日の講座の中では、いくちゃんがいろいろな事例を紹介してくれたり、寸劇をしてくれたりと非常に盛りだくさんでした。
おなかを抱えて笑うお話もあり、ためになるお話もありで、時間があっという間に過ぎてしまいました。
ずーっと聴いていたかった。
惜しみなく知恵を提供してくれるその姿勢はまさに「伴徳」でした。良い1日に深く感謝です。
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