不用品を手放し、快適・安全な暮らしに~思考パターンに気づこう | 土井けいこの講座 暮らしが変わる『時短家事』 暮らしがラクになる『減災収納』  楽しくできる家事&片づけ術を発信

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暮らしのアドバイザー、土井けいこが提案する『時短家事』『減災収納』。宝塚、大阪・緑地公園など各地で講座・イベントを開催しています。住まいの中の安全対策、楽しくできる家事&片づけ術、ラクラク押し入れ・クローゼットの管理など、初心者にも役立つ情報が満載。


不用品が溜まるのには理由があります。
理由のひとつに、思考パターンがあります。


不用品を抱えた、いろいろな方の困りごとをお聞きすると、
ものが溜まる背景には思考パターンに問題があるのがわかります。

食品を溜めてしまう方は、
「なくなったら困るから」
「忙しくて、毎日買い物に行けないから、
とりあえず買っておくんです」
「うちには食べ盛りの子どもがいるから」
などとおっしゃいます。

食品庫20150729


実は、何がどれくらいあるか、在庫をわかっていないのです。
だから、なんとなく「なくなったら困る」と思うんですね。

5個1パックの缶詰、特売のたびに買って、
5パックでも25個(!)です。

「送料無料だから」「どうせ使うのだから」
と、まとめて箱買い。

新潟の美味しいお米を30㎏まとめ買い。
これも「送料の節約」とおっしゃいます。

その上、置き場所は、玄関(!)だったり、
キッチンの床(実は食器棚の前!)だったり。

通路や玄関は、非常時の避難路です。
いざというとき、お米の袋につまずいたらどうしましょう…。

30㎏もあったら、美味しいお米でも、
食べ終わるまでにどんどん劣化していきます。
子どもたちが成長して、
消費ペースが落ちていることにも
気がついていないようです。

話を聞くと、
消費期間も、しまい場所のことも、
考えずに買ってしまうのだそう。

目先のお得感に弱いのは、私もそうですが、
スペースにも、自分の管理能力にも、限界がある。

そう思うと、目先のお得感につられそうになるのに
歯止めがかかるのですが。

目先のお得感にとらわれているから、
お得感が招く結果を想像することができない。

思考パターンに偏りがあるんですね。


思考パターンの問題に気づかないと、不用品は増えるばかり。
新たな不用品を溜めないためにも、
自分の思考パターンの傾向に気づきましょう。