生活保護利用者にはどのような人がいるのだろうか? | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

生活保護を批難する方の声を聞いていると
生活保護の受給者は
「働かない怠け者」と言ったイメージがあるようです

その事から考察すると
生活保護の受給者は
「健康な人」
と思っている方が多いという事なのかな?

そんな事を考えたので

実際に、生活保護の受給者って
具体的にどの様な状況の方なのか
私の知る範囲と
[生活保護手帳]からなる状況をイメージして
少し例をあげてみたいと思います


その前に
まず、生活保護受給者の全体像は
どの様な構成か

何度もお話していますが
おさらいしましょう

[生活保護を利用している方の割合]

高齢者世帯 42.6%
母子世帯 7.6%
傷病者世帯 21.4%
障害者世帯 11.4%
その他の世帯 17.0%

(国立社会保障・人口問題研究のサイトより
最新のデータ、平成23年のもの)

最新版で3年前のものです
個人的には
少子高齢化も進んでいるので
高齢者の方の数が増えているのではないか?
と推測するとともに

離婚後、
養育費を支払わない父親も増えていますから
母子世帯も増えているかもしれません

傷病者に関しても
昨今のモラルの低下や
ネットを見るだけでも多い
他者への誹謗中傷等による攻撃や
社会におけるハラスメントなども増えていますから

精神疾患による被害者は増加傾向にあるでしょう
この事からも、傷病世帯の増加も考えられます

そして、アベノミクス効果の影響の及んでいない
低所得世帯の方や、中小企業の方などは
以前、減っていませんし

就職難の問題に関して言えば
景気だけの問題ではありませんから

まだまだ、解消されてはいないのを考えると
その他世帯の増加も考えられるでしょう

こうして考えると
生活保護の受給者が
年々増えているのは当たり前

社会に残る大きな問題を
何一つ解決もしないで
生活保護を必要とする方の数を減らす事は
個人的には難しいと考えます


以上はざっくりとした
生活保護の利用者の割合です

ちなみに
上記数字には
「生活保護が必要だけど利用できていない」
とされる方は含まれていません

これらの、利用できていない方は
生活保護が必要な状況である方の中の
約80%だという事も
頭に入れておいてください


それでは実際に
どの様な方々が受給されているのでしょうか?

世間の方のイメージは
その他世帯の方ばかりなので

ここからは、全体の約8割を占める方の事を
考えていただけたらと思います

①高齢者世帯の方
・家族がいない未婚のまま年を取って
定年退職し、年金が生活できるほどなく
病気も患ってしまい、アルバイトなどにも付けず
暮らして行けなくなった

・ずっと農業でやってきたが
年を取って畑仕事が不可能になり
子供たちもそれぞれの生活が苦しく
後を取ることも無く、仕送りも不可能

土地を売ったが、地方な為、
たいした額にならず
税金でほとんど持って行かれ
農業で使った工具の処分費もかかり
手元にほとんど残らなかった

働き口もないから
年金と土地のお金で
しばらくは、ほそぼそ暮らしていたが
病にかかり、医療費と介護費用で破産

(この様な状況で詐欺に合えば一気に破産ですね)


傷病世帯・障害者世帯
この世帯は、介護する健康な家族も含まれます

・子供が脳性麻痺などで寝たきり
一生介護が必要になった

・国で認定されていな病気の為
特別な扶助がなく、
働く事も医者から禁止されている

・不注意で
自分や子供や親など
二人きりの家族で、誰の手助けもない世帯で
どちらかが、介護の必要な状況に迫られた
(母子世帯も同様)

・事故だけれども、自分で起こした事故だから
保険も降りず、事故だから病院代も全額自己負担
(事故の場合、健康保険が使えないのが一般的です)

・子供の頃誘拐・監禁され
性的暴行と虐待などを受け
心に深い傷を負い、社会に適応できない状態になった

・裁判員裁判で裁判員になり
その凄惨な資料のため
心身に深いトラウマと障害を負った為
社会に適応できなくなった

(これら身障者の方は65歳を超えると
高齢者として分類されます)


どうでしょう?
ありそうで、なさそうな
なそうだけど、実際にある例の数々
これらの例も、全体の一部でしかないでしょう

もちろん、
高齢者だって
病気やケガの方だって
働ける方はいます

でも必ず、その環境が平等に
全ての傷病者に与えられる訳ではありません

そして、働けるからといって
必ず平等な収入以上のものがあるとも限りません

このような状況の方が全体の7割を占めています

ちなみに
母子世帯をあえて外しましたが

その母子世帯にも
子供が障害を持ったのが嫌で
旦那さんが逃げてしまい
養育費もない、しかし医療費がかかる
自分の親などと言った、他の助けがない

無責任に逃げた旦那さんの家族は
旦那さんの味方で、優しい言葉も謝罪すらない

その様な状況の方がいます

この様な方々は
誰が助けてあげたらよいのでしょうか?

この様な方って
今あげた母子世帯の事だけじゃなくて
先ほどあげた全ての方々の話ですよ


「生活保護は贅沢だ」
その様に仰る方々は
この様なご苦労されて頑張る方々を
更なる苦しみに導こうと考えているのでしょうか?

生きるだけの補助で十分と仰るのでしょうか?

だとしたら
私にはその気持ちは理解もできないし
相容れる事はできません