生活保護基準減額で就学援助厳格化 | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

生活保護基準が下がった事で

生活保護世帯ではない
ご苦労されている世帯の方が

ついに、被害者となる状況が
現実となりました


先日のどうしんWeb(北海道新聞)で
これまで就学援助が受けられていた家庭で
生活保護基準が下がった事により
就学援助が受けられなくなる家庭が出てきた事を
記事にしました
(詳細記事はこちら

この様なご家庭の収入は
生活保護基準が下がったからと言って
増える訳でもありませんし
その事をフォローする法律が
制定されている訳でもありません

これまで
この様な援助が受けられたから
生活保護に頼らずに済んでいた家庭も
あった事でしょう

就学援助で主に賄われる給食費

お子さん一人につき
月約5000円前後のこの費用は
1日の昼食分の食費として考えれば
確かに安いものかもしれません

しかし、その約5000円が、、その費用が
生活に大きな影響を与えているのも事実です

毎月のこの出費を
国(若しくは自治体)が
負担してくれる事は
非常に助かっていると思います


生活保護基準を下げて
生活保護費を下げて
生活保護に使う税金を減らせた

その様に喜んでる方
多いかもしれませんが
上記の様に

就学援助などに頼れたから
生活保護にならずに済んでいた
生活保護予備世帯は

生活保護基準が下がった事で
就学援助などを受けられなくなり

その結果
どうにもならなくなり

生活保護を受給するようになる

としたらどうでしょうか?

かえって
生活保護受給世帯が増えるのではないでしょうか?


先日、
税金のお世話になっている癖に?
と言うお話でも

簡単に、試算をしながらお話しましたが

「家族3人で、手取り約40万以下のご家庭でも
就学援助は対象になっていると思う」
そんな例を挙げましたね

この様なご家庭は
突発的な事でもない限り
すぐに生活保護の生活とは
結びつかないかもしれません

しかし、この様な形で
生活保護基準が影響している訳です


「生活保護費なんて無駄なものが減る為なら
就学援助くらい無くてもいい」

などと仰る方もいるかもしれませんね

しかし、その様な方は
まだ「何とかできる」状況だから
言えるのだと思います

「そんな事ない、うちだっていっぱいいっぱいだ
でも上手くやるし、頑張るんだ」

と仰るかもしれませんね

でも、そこまでやっても
厳しい生活の方もいるんですよ

そう仰る方の、ご苦労の状況が
誰にでも当てはまる訳ではないんですよね

もちろん、その様な方々が
「苦労していない」
「頑張っていない」
と言うことではありません

ただ、思ってる以上の苦労って
自分では想像できないものです

言葉は悪いですが
「上には上」があるように
「下には下」もあるんです

だから私はいつも
自分はまだまだ良い方だ
と思っています

想像はついていけていないけれど
もっとご苦労されていて
辛い方もいるって

だからもっと頑張らないとって
自分に言い聞かせるし
他人様を、自分の勝手な判断で
苦労してないとか、怠けているとか
そうやって罵る事なんて出来ません

甘ったれた考えかもしれませんけれどね


毎度脱線魔ですみませんw

「生活保護なんか関係無い」
そう仰ってる方々に
いよいよ影響を及ぼし始めました

今回は就学援助制度に限った話ではありますが・・・

しかしながら
この事は

近々、
給与の最低賃金や
一部の方ではありますが、残業費の撤廃

医療費や介護など
皆さんの福祉に関する扶助を脅かす事でしょう


「生活保護なんて関係無い」
「なんて基準だからって他の人に影響するんだ」
今度は、その様な不満を
世間はお持ちになるかもしれませんね

しかし、それは
生活保護法が人権を守る
基準の法律だからと言う事と

生存権と言う
生きる権利を持っているからです

法律の中身を見れば解ると思います

生活保護法と言うのは
本当に
「他人事」では無い法律なのだと思います