こんにちわ
朝子です
昨日は
ちょっと感情的な内容で失礼いたしました
最近の気温差などで
ちょっと蓄膿気味の私の鼻は
頭の回転も、いつもに輪をかけて
鈍らせているみたいですw
さて、2日前の18日に
京都市で生活保護の不正受給が
過去最多の727件(4億130万)に上る事が
市のまとめでわかった、というニュースがありました
(読売新聞社様参照)
詳しい内容はリンクを張りましたので
そちらをご覧ください
京都市では不正受給対策としてなのか
[適正給付推進課]という課があるそうです
生活保護の不正受給は
受給世帯のおよそ2%とされています
全体の%で言えば小さな数字ではありますが
金額にしたら、無視の出来ない金額である事も事実です
「不正を無くそう」
その取り組み自体を
私は否定しませんし、むしろ良い事ではないかな?
とも思っています
生活保護を避難する方というのは
この不正受給者を悪とし
受給者がみんなそうだと、勘違いをしている訳ですから
これら取り締まりをする事で
考え方によってはですが
ルールを守った受給者の
身の潔白を証明できると思うのです
(もちろん
それをそのまま理解するような
世間でもなくなってはいますが・・・)
ただ、その一方で
とても気になる事もあります
[適正給付推進課]
そう名前をつけている以上
「調査しているのは
生活保護に限っていないですよね?」
そう、お伺いしたいです
不正を行うのは
生活保護の受給者なのではなくて
「そのような行為を考え、行動にする方々」
私はその様に考えています
これまでもお話してきたように
不正に受給をしている人は
生活保護に限らず、
母子扶養手当だったり、児童手当だったり
年金だったり、高額医療扶助だったりと
どんなものに対しても行われているのです
もっと言えば
この[適正給付推進課]の方が悪用したら?とか
役場の職員が悪用したら?
これらの方々の調査は
一般の方同様に行われているのか?
昨今、本来であれば
全面的に信用を置かれていたはずの
公務員による不正や犯罪は後を絶ちません
少なくとも私は
これら公職の方を全面的に信用は出来ません
もともと、そこまで信じてはいません
その理由としては、この方々だって
所詮は人間だからです
人は、何時どのような形で
悪に落ちるかは解りません
(先日「趣味の語り部屋」で
ネタにした[コードブレイカー]の受け売りですが)
一般の方、公職の方
どちらも平等に審査され
調査されているのであれば良いのですが
一方的に、特に
「生活保護の受給者だから」
その様な色眼鏡で、調査されているのであれば
そこには、人権が存在しなくなってしまうように思うのです
この様な調査機関は
冤罪防止の為にも
その機能に対し、慎重な動向をお願いしたいです
報道の内容に戻りますね
読売新聞様の記事によると
この部署に昨年度、市民から寄せられた通報は
271件
市は12年度(6月~翌3月)の115件と合わせ
319件を調査しました
その結果
実際に不正と判断され
保護の廃止や返納処分などとなったのは
約2割に当たる75件で
残りの174件が
不正ではなく、問題の無い世帯でした
この事からも
世間の認識違いや、知識不足は否めない
その事が解りますね
通報された方の中には
真摯な想いの方もいたでしょうけれど
ただただ
ぱっと見ただけの感情で通報されている
逆に、中には
生活保護ではないけれど
通報された方なんてのも
いらっしゃるかもしれませんよね
明らかに不正であれば
通報するという形で
一般の方が自治体に手助けをするというのは
とても良いと思うのです
しかし、
その通報する側の知識が
間違っていれば
問題が起きないとも限りません
更に言えば
この通報行為
多分、ネットとかと同じで匿名ですよね?
真摯な想いで、きちんと知識のある方が
通報するのであれば、匿名に問題も少ないでしょうけれど
ネットで起きている
「匿名だから、ばれないから好き放題言ってやれ」
という状況になってしまっては
自治体職員の負担にもなり
これもまた、税金の無駄となってしまいます
今回の報道に対し
生活保護問題対策全国会議の
徳武聡子さんはtwitterで
[生活保護の適正化。
「不正受給根絶!」以上に、どれだけ「生活保護を利用しよう!」
を呼びかけて窓口の水際作戦を根絶しようとしてるのだろうか。疑問。 ]
この様に仰っています
私も同感です
「取り締まるな」
そう言う事ではありません
悪い事をすれば、捕まり裁かれるべきです
でもね、虚偽の通報をする方
それはあなたも同じです
そんな事をするあなたも
悪い事をしているのだから
捕まり、裁かれるべき人です
っとそれました
生活保護を
必要としているのに利用できない方が
全体の8割
この数字の方が
私は、よっぽど問題だと感じています