時代に合わない生活保護 | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

本題の前に
先日のアニメの話w
書いてる時は忘れていましたが
ヒロさんに言われて思い出しました

私も6割が無料動画です^^
って、一部?違法なんですよね
厳密にはこれも・・・
だから、ごめんなさい


さて、今日は
賛否両論分かれるかもしれません

そして中には
酷く、憤りを感じる方もいるかもしれませんが
ちょっとした意見として
どうか、広いお心で
冷静にお聞きくだされば幸いです
※本日の内容は6/11に作成しています

次のご意見は、
先日戴いたコメントの一部です
(改行は私がしました)
----------
現在の生活保護制度は疲弊していて、
時代に合っていないと思っています。


この制度は残していかなければならないもので、
その為には制度を新しく作りなおす必要が有ると考えます。


先ずは働けない人と働かない人を分ける。
制度を悪用する輩を排除しない限り、
世間の目は冷たいままだと思います。

これは制度に不備があると思っています。

お金の使われたかについて明朗にする。
役所は保護費の使われ方を把握すべきで、
「お金を渡したら何に遣ってもいいよ」
というようなことではないとも思っています。

受給者の方に家計簿を付けてもらう事も
この制度の理解を深める一助になるのではないかと。

----------

実は私も、このご意見には
一部、賛成なんです

まず第一に
「現行の生活保護が時代に合っていない」
という事ですが

生活保護法が出来たのは
第二次世界大戦終了後に
民主主義の本格的な確立の中で
生存権が叫ばれるようになり

この権利を確立させる為に
制定された法律が[生活保護法]です

制定された後、2度ほど
改正?されましたが
1954年以降、昨年の12月まで
この法律は大きく変わる事がありませんでした

(参考サイト「生活保護ガイド
同じ名前のサイトがありますが
紹介しているサイトは、生活保護ガイド事務局様の方です)

戦後と現在では
経済変化も、世の中の情勢も、考え方も、価値観も
様々な物が変わりました

生活保護という、命を守る
最後のセーフティネットであり
生存権を守る法律も
今の時代に合わせた改正は、必要かと思います

もっと言うと
個人的意見ではありますが
生活保護法に限らず
保険制度も年金制度も・・・
全ての福祉制度が時代に合わせた改正を
怠っている様に思っています


第二に
「悪用する輩を排除しないと、世間の目が冷たいままだ」

これは私も同意見です

実際に、
「生活保護はこうだ」と紹介するメディアは
この、悪用する方々をモデルにしている訳です

これらの、多く存在しない
悪用されている部分は、
「本来の生活保護とは違う」と
理解してもらう為にも

今後
取締りなどを強化しなくてはいけないとか
審査を厳しくするべきだとか
様々な意見が叫ばれています

しかし、どんな法律にも
不正や悪用をする方はいらっしゃいます

生活保護に限った事ではありません

しかし、露骨にお金が絡んでいる為に
人の不平不満が集中しやすいのも、あるのでしょう


戴いたコメントでは
そんな、世間の認識と
不正や悪用を無くす為の案として

①働ける人と働かない人を分ける
②使われるお金を明朗にする(家計簿などを付ける)

を提案していらっしゃいます

①の働ける人と働かない人を分ける

これに関して、
この表現と分け方では
少し、差別と言う誤解を招くかと思います

しかし、分けるという事に関しては
私も、その必要性を感じます

以前にもお話しているように
生活保護の受給者には、様々な状況や環境があります

橋本大阪市長ではありませんが
段階分はした方が良いように思います

そうする事で
現在の極端な形である「いきなり生活保護」
ではなくなるからです

例えば
障害者の方は「級」が存在します

重い障害の方で介護が必要とか
障害はあるけど、身の回りの事が出来るとか

これらの細かい状況や状態で
(重い) 1級 > 6級 (軽い)
と分かれていて

それぞれに合わせた
様々な扶助などがあります

生活保護もその様に
段階を持つべきだと思うのです

お気を悪くされる方も
いらっしゃるかもしれませんが

例えば
社会復帰しやすい方>困難な方で
数段階に分けるとか

扶助の必要度具合で段階に分けるとか

これらはあくまでも
それを判断する規格を
厳正な審査や、時代に合った細かい基準など
慎重に考慮された上で、設ける事を前提とします

あくまでも、ひとつの案としてです
これだけでは
もちろん問題点も多々あると思いますが

貧しさにも様々な形がある事は
私のブログをご覧の方は
ご理解いただけていますよね?

その状況に合わせて
扶助の大きさと、様々な制限を調整する

例えば、高齢者階級の方に
無茶な求職活動はさせられません
その様な方には、
求職活動支援は手薄くていいですよね?

収入が安定しないだけなら
健康保険と税金の免除
医療費控除だけの保護で
その分、処分財産の範囲をもう少し許容するとか

そうする事で
生活保護脱却後の生活への負担が
少なくなる方もでて来ると思うのです


②の「使われているお金を明朗にする」
と言う案ですが

これについても
条件はつけますが
私もあっていいと思っています

条件と言うのは
私は、この様な家計簿は
全世帯に必要だとは思いません

(何度もごめんなさい
差別用語みたいだから申し訳ないのですが)

高齢者や明らかに傷病の為
生活保護の受給が長くなりそうな方は
家計簿を付けるという行為自体が
負担となる場合があります

この様な方々には
きちんと治療に専念していただいたり
ゆったりとした生活を
送っていただくべきだと思うのです

しかし、我が家の様な
その他世帯や
母子世帯(介護や傷病者がいる世帯を除く)など

健康な体があるけど、
就職難で収入のない方や
収入があるけど最低生活基準に満たない家庭には
あっても良いかも知れません

もちろん
他の方のご意見にもあった通り
個人情報でもありますから
担当ケースワーカーによる秘密厳守や

女性の受給者には女性の
男性の受給者には男性の・・・と言った
細かい配慮も必要になるでしょう

そして、その家計簿の中身は
[○月○日 鉛筆80円×3本=240円]
[○月○日 お豆腐30円×1丁=30円]
などの様な、
レシート添付方の細か過ぎるものではなく

食費・雑費・交通費・学用品費・娯楽費に
いくら使った、と言うような
簡易な分類のものでも、十分だと思うのです

その家庭の状況を
担当ケースワーカーは
ある程度把握していますから

それらで十分
無駄が有る・無いを知る事ができ、
アドバイスも出来るでしょう

たた、この様な家計簿を見ての
アドバイスや、不正を見抜く判断をする為には
担当を持つケースワーカーも
ライフプランナーの資格ぐらい無いと
問題が起きそうな気もします

「そんな甘い事では家計簿の意味がない」
そう仰る方もいるかもしれませんね

しかし、
悪用する人や悪い事をする人が
これらに、不正を行わないと言えるでしょうか?

厳密にした所で
きちんと内容を書く方と
そうでない方は、でて来ると思います
(現在だって、悪用していない方は沢山います)

あくまでも
悪用の抑止力のひとつです

悪用を減らす材料にはなっても
無くすまでには至れないと思います

残念ですが
生活保護に限らず、
根っからの悪人は、どこにでもいます

どの制度も
ゼロには出来ないのが現状です

それでも、その様な悪質な方は
このような作業を面倒と感じて
「保護より働いた方が自由」と気づければ良いですよね

この家計簿には
受給者の潔白を証明すると言う力も
あると思うのです

「そこまでやっているんだ!」
生活保護を楽で怠け者と言う人達に
そう言ってやれる、材料にもなるのではないでしょうか?

「だから現物支給にすればいいんだよ」
そう仰る方は
明日、話題にしますので
ぜひお越しください
お待ちしております


これらの案は
何度も言いますが
あくまでもひとつの案であり

良いか悪いかの答えは
ここにはありません

ただ、生活保護と言うものを
よくして行きたいと言う想いあればこそ
沢山の考えや意見もあると思いますので

ぜひあなたも
いろいろな事を考えてみてくださいね