子宝相談・婦人病の
群馬 太田 星漢堂(せいかんどう)薬局
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員・スポーツファーマシストの小林潤子です
薬剤師・認定ダイエットカウンセラー・国際中医専門員・スポーツファーマアシストの小林正実です。
春の食べもの野草・野菜
春になると万物は生き生きと芽を出し、それにつれて、人間の体
も冬の寒さから開放されて新陳代謝が盛んになってきます。従って、ビタミン・ミネラル等
栄養素も多量に要求します。一方、自然の食べものは、前年の秋に実ったものが多いので、
春を迎えると、発芽の準備状態になります。玉葱を割ってみると中に紫色の芽が出ていると
いった具合に、芽のほうに栄養素が向けられるので、同じ玉葱でも、すでにそのものの栄養素
は貧弱になっています。
つまり、人間の体は要求しているのに、食物のほうは栄養分が低下すると言う現象が起こ
ります。ここに春の倦怠感が生まれる一つの理由があります。春先に寒気が緩んで、ポカポカ
して「ひねもすのたりのたりかな」と眠気を催すようになりますが、これは気温が緩んで緊張
が解ける以外に、人体の要求量と食物の栄養分のバランスの崩れも一つの原因を指している
ものと思われます。ですから昔の人はこれを補うために、春、野原に出た若草をいち早く摘ん
で食べることを生活習慣の中に取り入れました。
春は緑のものを努めて食べるようにしましょう。野菜の中にはメチンという非必須アミノ酸が
沢山含まれています。これは動物実験で、コレステロールを下げる効果のあることが分かっています。
キャベツに多く含まれ、現代人に多い動脈硬化の予防のためにも野菜は多く食べたいものです。
