山口大学公開講座「生活視点から地域づくりを考える:女性の力で地域をつくる山口県阿武町」に10月16日(土)に行ってきました。地域づくりと個人がどう輝いて生きるかということがつながり、とっても学びが多かったです。


まず、初めに主催の山口大学のT先生と阿武町のリーダーSさんがおっしゃった「本音で語らんと!本音が聞けんことには、こっちも本音を語らん」という姿勢にありました。地域づくりのヒントのみならず、個人としての人間関係構築の際のヒントなのかもしれませんが、ポジティブもネガティブなコメントも言い合える雰囲気を基本に講座が進められたことが、参加者と主催者側の距離を縮め、短い時間であったにも関わらず心に残るディスカッションになりました。


また、「地域の誇り」と「個人の誇り」の両方が「地域づくり」に大切なのだと気がつきました。当たり前ではありますが、地域をつくるのは個人ひとりひとりの輝きなのです。一人ひとりが輝くためには、自分に対する誇りをもち自信を持つことです。そして、地域の誇り(地域のシンボルとなるもの)を地域に住む人と共有することが大事なのだと学びました。地域に伝わる民話や歴史的なもの、地域の特産品などなど、必ず地域にそういうシンボルはありますよね。そういうものを発掘し、共有し、地域の歴史や文化を感じながら生活することが「地域の誇り」を育むのですね。


さらには、「女性は地域外から嫁いできた人が多い」(阿武町では9割の女性が入れ替わる:嫁に行く、嫁いでくるそうです)。よそ者である「女性」が、地域に馴染んでいくプロセスで、地域を客観的に見れること、人と人をつなぐことから、地域のシンボルを再発見したり、新しいシンボルを作り出したりするものだと。「女性」の役割ってすごいですね!


地域に生きる女性グループの皆さんは、主婦の仮面、女性グループメンバーの仮面、地域への義務を果たす住民としての仮面、などなど沢山の仮面を持ち、社会との関わりの中で自分の存在価値があり個人の誇りと地域の誇りの両方を感じながら生きていらっしゃいました。社会との関係性の中で自分の役割を見出すことで、個人も輝き、社会も変わっていくことに気がつきました。


戦後の生改さんの活動は、まさにその土地固有の地域の誇りを見出し、共有し、女性グループに社会の中での存在価値を生み出すことを促進していたのではないかと思います。それらの女性を中心とした活動が、地域に活力を与えていたのかと思いました。


市川