明日21日は




二十四節気「夏至」




1年の中で最も日照時間が長くなるといわれる
頃です。



※実際にここ大阪の夏至の日の出、日の入りは
午前4時45分と午後19時15分

日の出、日の入りが午前7時1分と午後16時
51分の冬至と比べると日照時間は4時間半以
上長くなっています。





本朝七十二候では




「夏至」初候




” 乃東(だいとう)枯(かる)る ”




季節が夏に至り草や木が大いに繁る中、「冬至」
の頃に緑の目を出して成長した乃東(夏枯草の
古名)のみは「夏至」の訪れと共に枯れていく
頃とし




中国の七十二候では




「夏至」初候




” 鹿角(しかつの)を解(お)つ ”




「陽」の象徴たる雄鹿の角が解つ(落ちる、脱
げる)頃であるとします




※ 一陽来復の「冬至」から盛んになりはじめ
た「陽」の気運は「夏至」に至って極まり、極
まった「陽」は「陰」へと転じる為、「夏至」
を境にこれからは「冬至」に向け日々「陽」の
気運=日照時間も短くなるという考えです。




さて、まだ6月


体感としては7月、8月とこれからが夏も本番と
いうのが実感ですが・・・


夏至の七十二候に鹿角を解つという表現があるよ
うに陰陽論では自然界における「陽」の気運もま
た「夏至」を頂点とし

以後は昇った階段を降るように「陽」気は「冬至」
に向かい衰えて行くと考えます。


自然界は陽の気が衰えて陰へ


漢方にある「夏は伏陰」という教え


自然界の一部を構成する人の体もまた「夏至」を
境として徐々に「陰」の気が盛んになるのが自然
の摂理


外気が暑い時は人の体の内部でも体温を下げる為
、発汗等を促し体を冷やそうと生体恒常性が働き
ます。


そんな時に


暑いからと毎日、氷がたくさん入った冷たい飲み
物を飲み

火を通さない生食できるお刺身や冷奴や冷たい麺
類ばかりを食べ

入浴習慣も簡単にシャワーでカラスの行水では体
内に隠れた「陰」をさらに旺盛にさせ


夏バテ、秋バテはもちろんの事


秋には喘息や寒暖差アレルギー、抜け毛


冬には冷え症の悪化、体温を上げる事が出来ず免
疫力が低下しよく風邪を引く、季節性感情障害等


心と体の様々な不調の原因を作る事になります。


夏本番はまだ先ではあるものの


その先にある秋冬の健康を考えれば


夏至を境に


体をむやみに冷やし過ぎていないか


「伏陰の夏」を意識する夏生活を心掛けましょう。






※ 聖快堂のブログのURLが2月1日から下記の
通り変更となりました。

https://seikaido.seesaa.net/

または

https://ameblo.jp/seikaido2019



(お知らせ)

Zoom(ズーム)によるビデオ漢方相談

パソコンやスマホで使えるアプリ「Zoom」に
よるビデオ漢方相談を御利用いただけます。

御希望の方はメール又は御電話で詳細を御問い
合わせくださいませ。






■ 聖快堂のホームページ

http://www.seikaido.com



漢方、生薬由来の医薬品及び漢方食品の通信販売
に関する御問い合わせ、御相談は御電話またはメ
ールにてお願いします。