明日26日は




二十四節気 「夏至」次候




本朝七十二候では




「夏至」次候




” 菖蒲(あやめ)華(はなさ)く ”




菖蒲の花が咲き始める頃とし





中国の七十二候では




「夏至」次候




” 蝉(せみ)始めて鳴く ”



樹木に止まった蝉が鳴き始める頃とされます



※ここで言う「蝉」は広義で「ひぐらし」等
も含む




さて、写真は“びわの実”



6月も下旬となれば路地物も名残りの時期



そんな初夏から梅雨の果実を



昨夜は楽しんだせいかいどう



その由来は楽器の琵琶に形が似ている為、
“びわ”と名付けられたそうですが食薬効果
は以下の通り



■枇杷の実


バラ科の”枇杷”は呼吸機能を調整し、咳、
喘息等に良い「止咳平喘」類の食材。


五性 「涼」 


五味 「甘」「酸」


帰経 「脾」「肺」「肝」



主な薬効は


肺燥の咳、肺熱の咳、喀血、吐血、血便に
良い「潤肺止咳」


口の渇きに良い「生津止渇」


胃気上逆の嘔吐やしゃっくり、胃熱嘔吐、
げっぷに良い「下気止嘔」


小児発熱驚風に良い「平肝清熱」


※但し、多食は「湿」を扶け「痰」を生む
ので「脾虚」で下痢気味の場合は控えめに。




■ 枇杷の葉
 
”枇杷の葉”は古くから民間薬として使われて
きた歴史があり、葉の収穫時期は9月上旬頃
に採取、枇杷茶等にして煎じた煎液を服用。
 
  
五性 「平」 (果実は「涼」)
 
  
五味 「苦」
 
  
帰経 「肺」「胃」

 
 
その薬効は
 
  
肺熱の咳、喘息、痰、喀血、喉の乾燥、百日
咳に良い「清肺化痰止咳」
 
 
胃熱の吐き気、嘔吐、口渇に良い「和胃降逆」
 
 
 
他に抗炎症、抗菌、抗インフルエンザ作用等。


※薬用に使う生薬”枇杷の葉”は農薬等を使わな
い環境で品質管理して葉を採取し綺麗に水洗い
した後、乾燥させて葉の裏にある細かい毛もし
っかり処理し刻み等に加工されます。

 




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