今日10日は




二十四節気 「芒種」次候





本朝七十二候では





「芒種」次候





” 腐れたる草蛍と為る ”





腐って蒸れた草の下から孵化した蛍が夕闇に
光る姿をあらわし始めるころとし





中国の七十二候では





「芒種」次候





” 鵙(もず)始めて鳴く ”





鳥の鵙が鳴き始めるころとしています。




さて、梅雨入りも間近



曇り空で湿度も高かった昨日



楽しんだオヤツが



これからが旬の”とうもろこし”



”とうもろこし”は自然界の「湿」が盛んとな
る梅雨時期からちょうど旬を迎えます。


その食薬効果には体内の水液代謝の調整


体内に滞った余分な「水」「湿」を解消
してくれる自然界からの贈り物。


高温多湿な梅雨になるとついつい口当たり
の良いアイスクリーム等が欲しくなります
「甘」味の摂り過ぎは体内に余分な「湿」
を発生させ消化器の負担になるだけでなく、
様々な体調不良の原因となります。


梅雨時期のおやつに迷ったら”とうもろこし”
がおすすめです。



■ 玉蜀黍 とうもろこし


玉蜀黍や唐蜀黍、南蛮黍等と何通りにも書
”とうもろこし”

安土桃山時代に長崎に来たポルトガルの宣
教師によって種子が日本へ渡来したという
歴史があり、その原産地は熱帯アメリカが
原産のイネ科植物で体内に滞った余分な
「水」「湿」を解消する「祛湿」の食材。



五性 「平」



五味 「甘」



帰経 「脾」「胃」「大腸」「肝」「腎」
   「膀胱」「心」「小腸」





主な薬効は




むくみ、排尿困難、黄疸によい「清熱利湿」




疲労、腹脹、食欲不振、食少によい
「健脾益肺」




さらに近年の研究ではコレステロールを下げ
動脈硬化に効果があるとの研究も。




高温多湿な梅雨



体内の水液代謝の調整を助け



梅雨バテによる食欲不振や疲労回復にも良い
のが”とうもろこし”


※とうもろこしは本体の黄色い粒だけではなく
、先端に生えたふさふさの髭にも薬効あり

加工されたものは”南蛮毛”と呼ばれ利尿や血圧
降下の民間薬としても広く使われてきた歴史も
あります。


近年、コーン茶等を目にする事が増えています
がむくみの解消等、利尿効果を考えればコーン
のヒゲ茶がより有効です。




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