今日３０日は
二十四節気、七十二候と
共に最後となる
「大寒」の末候
本朝七十二候では
「大寒」の末候を
” 鶏始めて乳（とやにつく） ”
鶏が春の「気」を感じ卵を産む時期とし
中国の七十二候では
「大寒」の末侯を
”水沢（すいたく）腹（あつ）く堅し ”
厳しい寒さに沢の氷が厚く張りつめる頃と
します。
さて、来週になれば
暦の上ではもう春
まだまだ寒い日も多いものの
日によっては春の陽気を実感できる日も増
える等
三寒四温とこの時期特有の気温の大きな寒
暖差が目立つようになります。
気温の大きな寒暖差は自然界の一部である
人の体内を巡る「気・血・水」の働きにも
大きな影響を与えます。
特にこれからの時期、毎年多いのが
めまいや動悸の相談
その他にも
季節が進み日足が伸び暖かくなるにつれ
ちょっとした事で妙にイライラする
気分が塞いで何もやる気が起きない
逆に何かに追い立てられているようで落
ち着かない
免疫力が低下し風邪を引きやすくなる等
長い冬を終えた目覚めの春は
相談内容も多様になって来ます。
冬から春への
季節の変わり目は他の換節期以上に
目まぐるしい気象の変化が負担となり心身に
不調が現れやすいものです。
漢方相談では
「春が苦手」「春は憂鬱」という患者さんが
少なくありません。
来たる本格的な「春」を元気に迎える為にも
早寝早起き、適度な運動、食養生等、日々規
則正しい生活習慣を心掛ける等して
自律神経をはじめとする体内時計を乱さぬよ
う木をつけながら冬から春へ体を季節の変化
に徐々に慣らして行く事が大切ですよ。
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