最近どうやら「和食器ブーム」が来ているらしい。
はじめて聞いたときは、後ろ向きな嘆きの声があちらこちらから聞こえてくる昨今の業界にあって、「どこに来ているの?」という感じでピンとこなかったのですが、どうやらブームは本当に来ているらしいので調べてみました。
和食器に注目が集まる一つの大きな動きとして、インスタグラムなどのSNSで食卓写真が人気を集めている事があります。
食卓写真を他の人と共有する楽しみは、老若男女幅広く行われており、今ではすっかり定着した感があります。
その食卓の写真をより華やかに見せようとして、多彩な味わいが楽しめる和食器人気が高まっているようです。
個人で影響力の強い有名人やインスタグラマーなどがSNSにアップして、そこから火がつき人気になった和食器が多いようです。
それ以外にも今では個人が気軽にSNSで情報を発信できる時代になったので、口コミ効果も以前とはくらべものになりません。
おすすめする商品に自社の「利益」が絡んでいる企業の広告に比べて、「利益」が絡んでいない友人の口コミは信用度が断然高い事は明らかです。
さらにもう一つの動きとして、海外で和食器の人気が高まっていることがあります。
確かに、以前と比べて青花堂にも外国人のお客様が随分増えました。
しかし、どうやらその使い方はわたしたちが想像できないような形で使われているらしいのです。
どういうことかというと、海外とくにヨーロッパでは日本食を食べる文化がないため、和食器を食事に使うのではなくインテリア雑貨のような形で使っているそうなのです。
例えば豆皿をアクセサリー入れにしたり、箸置きを置物のように飾っておくなど、「食」ではなく「おしゃれ雑貨」として活躍しているそうなのです。
私もやってみました。
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うーん…。ありといえばありですかね!
大事なことは、未知な部分をはじめからシャットアウトするのではなく、理解して適応するための努力をすることだと思います。
京焼・清水焼においては、日本らしさを感じさせる「和」の要素は強みのひとつですが、ひとつひとつ手作りのためどうしても価格が高くなってしまうのが弱みであると思っています。
入門編の器として、外国人のお土産用に手が出しやすい価格設定の器があっても良いのかなと思いました。
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