個人向けの国債をお試し購入してみました。
個人向け国債は10,000円から購入でき、円の定期預金より高金利なところが魅力です。
国債はどこで購入しても同じなのか?
国債は、銀行の定期預金とは違ってどこの金融機関で購入しても金利は同じです。しかし、金融機関によってはキャンペーンでの特典がある場合もあります。
前回も紹介したとおり、日興証券では個人向け国債を購入すると7,000円~16万円をプレゼント。
国債購入は面倒で大変?
今回お試し購入した国債は固定金利の5年満期で購入金額は500,000円。
手順について紹介。
①国債を買うためには必要な手続きがあり、銀行やゆうちょ銀行の場合は「マイナンバーカード」「通帳」「お届け印」の3点を準備。
②手続きに必要な時間を1時間~2時間程度必要です。
③手続きは資産運用対応の個室で多くの書類を記入しました。
④手続きの時点では購入代金を預け入れる必要はありません。
買い付け日があるため、その日までに必要な金額を普通預金に入れておきます。
⑤購入期限日までであれば取り消しも可能との事。
個人向け国債は、ネットバンキングでは対応していない場合もあります。
国債の金利
今回発行される国債は7月31日まで購入できる160回債(固定5年満期)で年利は税引き前では0.61%。
因みに円の定期預金の5年定期は0.2%~0.5%くらいです。(100万円以上)
100万円を預けた場合、国債では1年間で6,000円。定期預金では2,000円~5,000円の利子となります。(税引き前)
国債は本当に高金利なのか?
国債の魅力は為替などの影響を受けず、満期まで保有していれば元本と利子が受け取れます。つまり円の定期預金と安全性は同等レベルですが、定期預金との違いは高金利のところです。
しかし、本当に定期預金より高金利なのかという疑問です。
オリックス銀行で100万円以上を7年定期預金に預けると年利が0.6%です。
国債は1万円から購入可能。オリックス銀行の0.6%金利預金は100万円からなのでハードルは高いです。
もし、100万円以上で国債の10年満期を検討するのであれば、0.6%金利の定期預金も選択肢に加える事も出来ます。
国債は定期預金より安全?
国債は発行元が「国」のため購入した金融機関が破綻しても「日本国」が破綻しない限り安心。
定期預金は預金保証制度はあるものの「国」より「金融機関」の方が破綻する可能性は遥かに高く不安材料となります。
2024/7/25