青樹庵です。
NHKスペシャルで 『地球のエネルギー事情』 を知って驚きました。
人類が電気を手に入れてから200年で、石油をはじめとしてエネルギー需要は猛烈な勢いで伸びたことは知ってはいましたが。
中東で石油を発掘し出したのは戦後のことで、つまりまだ70年も経っていない。歴史は浅いんですね。
で、石油のおかげで先進国は発展していった。使い過ぎた石油はあと40年しか持たないことに。
貧しかった中国、インド、ベトナムなど後進国が経済成長するとともに一気にエネルギー需要が高まり出した。
これで石油などの価格が暴騰する。
これ、よく判ります。
日本でも戦後経済成長とともに、
各家庭は、車、電気冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンなどを手に入れ、そのおかげで快適な生活を送るようになりましたからね。
この現象が各国で起きていて、
そうなるとエネルギー不足は深刻な問題になってきます。
インドなどは毎日当たり前のように停電するとか。
そこで、人間は海底からさらに5000mも掘り下げたところに眠る石油を取り出すことに。
この資源が多いと判った国がカナダで、これを採掘することで巨万の富を手に入れようとしているとか。
各地に眠る資源を採掘する事業がはじまっている。
領有権を主張した中国はごり押しで採掘を始め同じく主張するベトナムと争いが起きていますが、原因はそういうことだったのですね。
尖閣諸島が狙われているのも原因は同じくで、島の周辺には資源が眠っている。
そこで世界の国々でいま計画中なのが『原子力発電所』で、結局『原発』に頼らざるを得ない状態らしい。
今後世界中の180ヶ所に建設される予定とか。
日本では原発停止で裁判まで起きている。
停止しようとする日本国と発進しようとしている世界の国。
しかも、原発建設で巨額の利益を求め熾烈な争奪戦が始まっているとか。
もちろん日本もその中の1つで、
先ごろ安倍総理はリトアニアと原発を作る契約を結びました。
リトアニアはこれまでロシアからシェールガスを買っていたが、例のウクライナ情勢でロシアがガスの供給を止めたことで危機感を感じたのです。
リトアニア、ラトビア、エストニアの3国は、ロシア以外の国が必要になった。
そこでリトアニアに急きょ原発を作り、そこからラトビア、エストニアに電気を供給することにしたのだと。
安倍外交が功を奏しました。
いまや、企業が契約を結ぶのではなく、一国の総理が外交でまとめる時代になったんですね。
国内では原発不要論が飛び交い、世界各国は揃って原発を建設する実にアンバランスな現象が起きているワケで。
こういう事実を知って頭の中がグラグラしています。
人間が快適な生活をしようとするためには国は巨額な利益が必要であるという事実。
日本は原発を廃止して、他の高いエネルギーを手に入れるために、必死に経済力をつける努力をしているのも事実。
中国が尖閣諸島を狙うには、狙わなければならない事情が有った。
われわれにとっても尖閣諸島は重要な島であると改めて認識しました。
青樹でした
運命11日生まれ