青樹庵です。
親と子の思いの差は多分子供には判らないでしょうね。
ずっと前にいただいたコメントですけど、ちょっと触れてみたくなりました。
●「ずっと母はコミュニケーションがうまいのだと思っていました。外からの評価は、やさしくて、いい人。何時もにこにこしていて、聞いてよ~、と親しい友人からお茶に誘われる。
でも、娘(私と姉)に電話ができないという。「忙しかったら悪いから」というので、「いま、電話して大丈夫?って聞けばいいじゃない、忙しかったら忙しい、っていうよ」と言っても、分かっているけど聞けない、と。
確かに、娘たちは忙しい。私が、電話をしたときには、毎日が寂しいと言う。
でも、自分からは電話できない。そうか、コミュニケーションが下手なんだな、と、記事を呼んでふと思いました」
コメントありがとうございます。
親からなかなか電話できない。それはコミュニケーションが下手だからではないですよ。
わたしにも覚えがありますが、
社会で働いているとか子育ての最中だとか、エネルギーを一点に集中している時代は、子供は親のことをいつでも考えてはいない。
それは人間が生きて行く上での本能ですから当りまえのことなんです。
子が親を意識するときは親が重病になったとか、なにか異変が起きたときです。
子供は親にいつでも電話していいよと云うけど、いざかかって来たら長話はしないでしょう。
親はわが子が幸せならそれで満足なんです。人間の愛は常に下へ下へと流れる一方通行なんです。
だけど淋しいには違いありません。
淋しいけど適当に距離を置いているほうが平和だと悟っているわけです。
そして、今はそんなことを云っている子供もやがて老いたとき同じ心境になります。
これは自然の理です。
青樹でした
運命の南ってなんの場所なの