青樹庵です。
漢字のお話しです。
[間]という文字なんですが、
門の中に日が入っています。
門の向こうから日(太陽)の光りが入る。
想像してみても、まぶしい朝の感じですね。
昔の人は、1つの文字を作るにしても、
状況とかさまざまな意味つくりを考えていますね。
人間てスゴイな!
ところで、この[間]という文字は実に応用範囲が広い。
1週間(1周のあいだ)、
1ヶ月間(1か月のあいだ)、
行間(行と行のあいだ)など、
向こうとこちらを繋ぐ役目をしています。
結婚のお仲人さんみたいですね。
その他にも、「間が悪い」、「間に合わない」、「間にあう」、「間違い」など、
「間」はとても大切だということがわかります。
[間]をじょうずに使うことで、ものごとがウマク運びます。
間がなくなると[間抜け]になりますし。
タレントさんなんかでも、演技のじょうずな人を[あの人は間が良い]と言われます。
この間という文字ですが、
昔から「間の中に日が入っていた」のではないのです。ごぞんじでしたか?
大昔、文字を作られたころは「間の中には月」が入っていたらしい。
門の向こうから月の光が入る。
電気の無い時代、闇夜に月明かりはウレシイですね。
それが日になりましたよ。
いつのころから変わったのでしょうか?
月は夜で、日は昼間です。ここが決定的な違い。
朝のほうが勢いがあって良いと思われたのでしょうか。
漢字1つにも、調べるといろいろな意味が有ってたのしいですね。
もっと見る → 風の吹くほうこうも十二支です。
青樹でした。