こんばんは。

 

今日は、子猫を2匹保護しました。

1匹は生まれつき足が不自由なようで、

少し心配です。

 

そういえば、

木更津にすごくかわいい地域猫がいたなと思い出しています。

 

「オーガニックなまちづくり条例」のある

木更津市に有機農産物支援について学びたく、10月28日、視察に行きました。

 

本当のことを言うと、

有名ないすみ市に視察希望をだしたのですが、

ちょうど市議選の時期と重なり、

それから、あまりの人気で視察対応ができないようですよ。

 

木更津も負けてなく、

他の市の方と一緒の視察になるくらいの人気でした。

 

 

2016年に木更津市は

「木更津市人と自然が調和した持続可能なまちづくりの推進に関する条例」

通称「オーガニックなまちづくり条例」を制定しました。

 

制定のきっかけをお聞きしましたら、

どうも市長の熱い想いによるものらしいです。

でも、市長だけでありません、

議員も同年に「木更津米を食べよう条例」を議員発議で制定したそうです。

 

翌年の2017年には、

「地元野菜を食べて循環・学校給食プロジェクト」に取り組み、

食育の推進・有機米の生産促進に挑みます。

 

市長から学校給食に使いたいという提案があり、

担当課は先進的な取り組みをしているいすみ市に聴きに行ったそうです。

 

2019年には、専門家の技術指導のもと、5名の生産者の協力を得て、

有機米の栽培がスタート!

 

驚きましたよ。

もともと有機米の栽培がされていたのではなく、

全くのゼロからのスタートで、

「有機米をつくってください」と

農協さんにお願いに行き、

農家さんにお願いに行き、

5名の農家さんが協力してくれたそうです。

面積にして約1.8ヘクタール。

 

つくった有機米約3トンを学校給食に活用!

市内の小中学校の3日分の量(2.4%)しかなかったそうです。

でも、子どもたちは大喜びだったそうです。

 

そうそう、木更津市の鎌足小学校では、

学校にコンポストがあって、肥料をつくって学校農園で使っているそうです。

これ、すごく素敵な取り組みです。

地元野菜が学校に届き、給食になり、野菜くずはコンポストへ。

まさに循環!

 

 

2019年は1.8ヘクタール、約3トン、2.4%だった給食の有機米も、

2020年には5.5ヘクタール、約17.3トン、11.8%

2021年、15.4ヘクタール、約51トン、38.2%

2022年、20ヘクタール、84トン、57%

 

2025年に100%にする目標です。

 

すごいですよね、直実に増えている。

機運が高まって、どんどん有機農産物が増える。

お米の次は野菜もとのお話でした。

 

有機農法にかかる負担軽減のために

木更津市は必要な機材の購入のバックアップを行っています。

 

学校給食に活用ということで、

教育委員会との連携は不可欠。

有機米の仕入れに係る負担増分については、教育委員会において予算措置しています。

 

有機農業関連予算は、

2019年度412万円からスタートし、

2022年度は、1810万円になりました。

 

今年度大きく増えた理由の一番は、学校給食に活用できる分が増えたからですが、

そのほか、有機JAS認証にも支援を行って、こちらは国の地方創生臨時交付金を活用されたそう。

ちなみに50万円です。

それから「みどりの食料システム戦略緊急対策事業」で、国から400万円。

これは、「オーガニックビレッジ」といって、

オーガニックビレッジのページ:農林水産省 (maff.go.jp)

 

埼玉県では、小川町が取り組んでいます。

 

2022年6月現在で、

全国53市町村が事業実施しています。

 

国は2025年までに100市町村をめざしています。

 

田舎の方の話しでしょ?

さいたま市で農業?

と言う声が聞こえてきそうですが、

 

さいたま市にも見沼田んぼがありますし、

西区、桜区にもたくさんの農家さんがいらっしゃる。

実際、有機農法を取り組んでいる若い農家さんがいます。

とても心強いし、ここを応援せずしてどうする?!

強い志を持った若い農家さんを守り、育てる責務がさいたま市にはあると思います。

 

 

で、来る11月12日は、

浦和駅東口のパルコ前の広場で、

オーガニックフェスが開催されます。

みなさん、こぞって参加しましょう!

 

 

これからの食料は、

輸入頼みではなく、

地産地消が大事です。

 

有機農業は、

食の安全のみならず、

SDGs

棄てる文化から生かす文化に

変える力があります。

 

木更津市の視察で感じたことは、

想いの強さが、奇跡をも生み出す。

 

有機農法を広げたい思いが、

農家さんの心を動かし、

研修会の開催や、

金銭面でも技術面でもバックアップしていくことで、

有機の輪が広がりました。

 

勇気をもって有機を広げよう(^^)