こんにちは。

 

今日は肌寒い日曜日です。

 

みなさま、お身体お気をつけください。

 

3月30日、「きょうされん」と懇談する機会を設けていただきました。

 

 

とても有意義な時間でした。

 

「きょうされん」は、

1977年に16カ所の共同作業所によって結成されました。

現在は、就労系事業をはじめ、グループホームや相談支援事業所など、

障がいのある人が生きていく上で関わるすべての事業を対象で、

約1,860カ所の会員(加盟事業所)により構成されています。
障がいのある人たちのゆたかな地域生活を支える制度づくり、地域づくりをめざしてとりくんできました。

政党の枠を越え、政策を通して手をつなぎ、障害のある人たちの施策拡充に努めてきました。
 2014年度からは「あたりまえに働き えらべるくらしを~障害者権利条約を地域のすみずみに~」をスローガンに

障害者権利条約に基づいた法整備がなされ、

障がいのある人たちへの理解が社会に広く浸透し根付くことで、

安心して地域生活を送れることをめざし活動を続けている組織です。

(きょうされんHPより抜粋)

 

コロナ禍で障がい者をとりまく世界は

想像を絶する困難が押し寄せたと言っても過言ではありません。

 

なにしろ、いままで「良い」とされていたことが、

「ダメ」になった。

 

例えばうちの重度知的障がい、自閉症の息子は、

言葉が話せないので、

「ハイ、タッチ」を

学校で教わりました。

 

人にふれることでコミュニケーションをとることを教わりました。

 

しかし、コロナでスキンシップは控えることが

推奨されています。

 

ただでさえ、何かを身につけることが難しいのに、

マスクの着用を強要される。

 

障がいの重い人々にとっては困難極まりない毎日であろうと想像します。

 

また、濃厚接触でしか成り立たないケア労働の現場でもある障がい者施設。

 

クラスター発生の恐怖と日々闘いでしょう。

 

そして障がい者は基礎疾患のある方が多いので

感染すると重症化、死亡率などが高まります。

 

世界の調査では罹患率、死亡率がともに高いと言う結果らしいです。

(日本では未調査、きょうされんでは求めている)

 

きょうさんれんではコロナが発生して以来、

度重なる要望活動を行っているそうです。

今年3月末で第15次の要望書を提出しました。

<きょうされん>新型コロナウイルスにかかわる対応【まとめ】 | きょうされん (kyosaren.or.jp)

本日時点でホームページには第14次までUPしてあるようです。

 

これだけ要望を重ねても国の心には響かないようで・・・

悲しいです。

 

さいたま市では無料の障がい者施設等へのPCR検査は、職員と

利用者においては新規入所者に限られています。

 

実はこれも初めは、高齢者施設のみが対象でした。

 

↑2021年2月議会の質疑動画です。

 

この質疑を受けて市は、障がい者施設も対象にし、

そののち、入所施設のみが対象だったのを通所施設も対象にしました。

少しずつ前進はしてきたのですが・・・

 

やはり、すべての利用者を対象にしなければ意味がありません。

 

どこの法人も利用者(障がい者)の検査は持ち出しになり第6波だけで500万円近くにもなったと語られました。

利用者すべて検査対象にすべきです。

 

家族が感染し障がい者が濃厚接触者となったら、どうなるのだろう?

これ、もしも我が家でそうなった時を想像すると・・・

もう、恐ろしいです。どうして良いか分かりません。

 

感染している家族が障がい者をケアすることは不可能です。

 

そうした場合の手立てはどうなっているのか?

 

なんと、手立てはないに等しく、

県のケアラー支援のなかで形はできているが機能していない実態が語られました。

実績1名とか。

 

そもそも県の嵐山郷で受け入れ可能となっているそうですが、

さいたま市からでは遠すぎます。

 

さいたま市で体制をつくる必要があるなと思いました。

 

 今、計り知れない苦難のなかでエッセンシャルワーカーは

「おだてられ労働」を強いられています。

 

エッセンシャルワーカーは、すばらしい。だから、がんばれ、がんばって!

 

しかしね、限界がありますよ。

それではなんの解決にも改善にもなりません。

 

平時から職員体制を引き上げて行く必要があるのではないでしょうか?

 

万が一の時に備えて、

いつでも、なにが起きても安心という体制をつくりたいですね。