こんにちは。
熱海の土砂崩れをはじめ、
各地で大雨被害が深刻です。
被害にあられた方に心からお見舞い申し上げます。
本当に異常気象ですよね。
地球温暖化によるものでしょう。
これからますます深刻になりそうです。
水害対策が喫緊の課題と思います。
6月議会の総合政策委員会での議案外質問で、
防災についてと税滞納の差し押さえについて質問しました。
今日は防災について報告します。
さいたま市は、水害時の避難は広域避難を推奨していて、
桜区、西区、南区においては自治会 ごとに避難所が指定されています。
桜区では、「水害時は通常指定とされている近くの小学校等の避難所は開設しない」
と自治会の掲示板にも掲示されていて、
例えば、桜区道場なら、
地震の時は埼玉大学。
水害の時は、与野高校へ避難することとなっています。
さいたま市/荒川氾濫時の指定避難所について (city.saitama.jp)
しかし、どうでしょう?
桜区道場の住民がどうやって与野高校に行けば良いのか?
嵐の中歩いて行けるのか?
避難しに行く途中に被害に遭う。
危険です。
そこで、
「広域避難にお いては移動手段の確保の難しさ、避難途中に危険にさらされるおそれもある」
広域避難にこだわらず、垂直避難も考えるべきと質問しました。
市も広域避難のリスクを認め、
「浸水想定区域内の垂直避難可能な指定緊急避難場 所につきまして、
浸水時に応じた垂直避難可能階数の見直しを行いまして、
浸水想定区域内の指 定緊急避難場所45か所につきまして、垂直避難を可能とした」と答えました。
つまり、桜区で言えば、水害時も
小学校などの指定避難所は開設すると言うことです。
良かったと思います。
5月の災害対策基本法等の一部改正により、
避難行動要支援者の個別避難計画策定が市町村の努力義務となりました。
「市が策定の主体となり、
福祉専門職、社会福祉協議会、民生委員等の日常の支 援者及び地域住民と連携して策定する」
ことになりました。
今まで自主防災組織に丸投げされていた問題です。
住民組織だけで災害時要配慮者の個別の避難計画をつくるなんて、
本当に大変なことで、
実際に策定できている組織は1%くらいと言われています。
市が策定の主体になって私は良かったと思います。
しかし、どうするのか?
早く具体的にどのような方法で行っていくのか示していただきたいです。
そして、
福祉避難所へ直接避難もできるよう になります!
これはずっと求めて来たことなので本当に嬉しいです。
今まで障がい者も指定一時避難所に避難しなければなりませんでした。
しかしそもそも、指定避難所に避難できない障がい者がいる。
それはわがままでも何でもない。
本当に避難できない、避難することが困難な人がいるということを理解してほしかったのです。
市議会で、このことを発言すると、
他会派議員が「何言っているんだ!災害なんだぞ!」と怒鳴りました。
私の言っていること非常識なのだろうか・・・辛かったです。
さいたま市も「今般、国の福祉避難所の確保・運営ガイドラインが改定され、
福祉避難所の受け入れ対象者を 事前に調整等をすることで、
災害時での直接避難を促進していくことが適当であるとの考えが示 されました。
要配慮者の中には一般避難所で過ごすことに困難を伴うため、
平素から利用してい る施設への直接避難をしたいとの声もあり、
こうした背景を受け、国におけるガイドラインの改 定に至ったものと認識してございます」と答弁しました。
さらに
「 一方で、福祉避難所となる施設の既存入所者の安全確保や、
運営体制 の維持を最優先に行っていただく必要があるため、
避難者の受入れについては施設側の理解を得 る必要がございます。
要配慮者の避難の在り方につきましては、今後も関係部局と連携を図りな がら、
取組を進めてまいりたいと考えてございます」とのことでした。
たしかにそうです。
しかしやれば出来る!
はやく調整して、
「あなたの福祉避難所はここですから、
ここに避難してください」と伝えられることを願っています。